高弾道キャリーで安定の飛距離「タイトリスト 818 H1 ハイブリッド」
2018/01/23 05:00
構えてみると?
タイトリストのアスリート向けブランドは、3桁の数字がモデル名になっている。800番代はユーティリティクラブで、今回試打する「818 H1」は、「816 H1」の後継機種となる。818には「H1」と「H2」の2モデルがあるが、「H2」に比べ「H1」はヘッドが大きめ。同社のフェアウェイウッド「フェアウェイメタル」とのつながりを意識してデザインされている。
素材はヘッドがステンレスで、フェースが455カーペンタースチール。ヘッドは前作同様に丸みがあり、ウッドとアイアンの中間となる形状。重心が深く感じるので、高弾道をイメージしやすい。
今回のモデルチェンジで大きく変わったのが調整機能。ヘッドとシャフトを脱着する方式で16通りの調整機能に加え、「シュアフィット CG」と呼ばれるウェイトが加わった。これは単四電池を細長くしたような円筒形状のフリーウェイトで、装着方向を変えることで重心距離を少し長くしたり短くしたりできる。さらに「シュアフィット CG」には重さのバリエーションもあり、ヘッド重量を任意に変えることも可能だ(重さが異なるシュアフィット CGは別売り)。
フェースの厚みは約34ミリ。クラウンの膨らみもそれほど大きくないので、アドレスするとフェース面がしっかり見える。ソールに目を転じると、フェース側には大きめのスリット(溝)があり、そのスリット部分にはポリマー(樹脂)が装着される。
前作より調整機能が追加され、きめの細かいセッティングができる「818 H1」。 調整機能に目が奪われてしまいがちであるが、クラブで一番大事なのは基本性能だ。ノーマルポジションでのヘッド挙動、ミスの許容範囲はどんなものなのか?つかまりやボールの上がりやすさはどうなのか?じっくりとテストしてみたいと思う。