マーク金井の試打インプレッション

1発の飛びより平均飛距離を「キャロウェイ ローグ スター ドライバー」

2018/03/20 05:00

構えてみると?

ヘッドは奥行きが増しており、「エピック スター」よりも投影面積がひと回りほど大きい

キャロウェイゴルフの新たなブランドとして登場したローグシリーズ。ローグ(ROGUE)の本来の意味は「反逆者」「荒くれ者」などだが、キャロウェイでは既成概念にとらわれずに一歩先を行く、という位置付けでネーミングしている。

ローグシリーズはドライバーが3種類あるが、今回試打するのは主力モデル「ローグ スター ドライバー」。

ヘッドは昨年発売された「エピック スター」と同じく、チタンとカーボンのコンポジット構造。クラウン部分に比重の軽いカーボンが採用され、アドレスするとカーボンの編み目がくっきりと目に入る。

フェースの高さは約54ミリで「エピック スター ドライバー」よりも2ミリほどシャローフェース。ヘッドは奥行きが増し、投影面積がひと回りほど大きくなって、慣性モーメントを大きくしたいという意図がうかがえる。

ヘッド内部にはエピックシリーズと同じく、「ジェイルブレイク」という2つの支柱が埋め込まれている。支柱の形状をスリムにすることで、25%ほど軽量化された。

ソールに目を向けると、中央部分に控えめに“ROGUE”と“STAR”のロゴが入り、ヒール側には重量ネジがひとつ埋め込まれる。「エピック スター」と同じく、ヘッドとシャフトは接着で完全固定。カチャカチャ式のタイプに比べると、ネック部分がすっきりしている。

見るからにミスに強い形状のヘッドであるが、どんな球が出やすいのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりテストしてみたい。

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キャロウェイ
2本の柱をシェイプし、やさしさを追求
発売日:2018/02/23 参考価格: 81,000円