マーク金井の試打インプレッション

圧倒的なつかまりの良さ「ヤマハ インプレス UD+2 ドライバー」

2018/11/13 05:00

クラブを計測してみると?

純正シャフトは心地良い加速感を味わえるようにチューニングされている

表示ロフト角が9.5度で、リアルロフト角は8.75度、フェース角は-0.75度。リアルロフト角が非常に小さく、フェース角はスクエア。前作は+2.25度と強いフックフェースだったので、モデルチェンジで3度もオープンになっている。

ライ角は64.5度と超アップライトで、つかまりに影響を及ぼす重心角は31.5度と平均を大きく上回る。つかまりに関しては、市販ドライバーの中でも抜きんでた数値だ。

リアルロフト角が小さい点を除けば、前作同様、ヘッドの特性は明らかにドローバイアス。フッカーにはつかまり過ぎる怖さがあるが、スライサーにはつかまりが良く、お助け度が高い。

実際にボールを打ってみてもインパクトゾーンでヘッドが返りやすく、インサイドからヘッドを入れると強いドロー、ややカットに打つとストレートからドロー気味の弾道になった。

シャフトについては、標準装着の「TMX-419D」の重量が約53グラムでトルクが5.9(※メーカー公表値)。先中調子で中間部分のしなりを感じやすいタイプのシャフトである。振動数は243cpm。メーカー純正シャフトのSとしては、平均的な硬さだ。

クラブの長さはメーカー値が45.75インチで、実測値が46インチ(※60度法計測)。クラブ重量は実測287.4グラム。45インチ換算だと約295グラムで、45歳から65歳ぐらいの男性ゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトTMX-419D(S)
ロフト(度)9.5
リアルロフト(度)8.75
ライ角(度)64.5
フェース角(度)-0.75
長さ(インチ)45.75
振動数(cpm)243
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