シャープなヘッド、低スピンで飛ばす「ピン G410 LST ドライバー」
2019/07/09 05:00
構えてみると?
ピンの主力ブランドである「Gシリーズ」の2019年モデルとなるのが「G410」。今回試打するのは、最も低スピン弾道が打ちやすい設計の「G410 LST ドライバー」だ。
ヘッド体積は450㏄と、兄弟モデルの「G410 PLUS ドライバー」に比べると5cc小さい。数値的な差はわずかだが、ヘッド形状は「G410」シリーズの中ではもっともシャープだ。
「G410 PLUS」と同じく、クラウンのフェース側には、空気抵抗を抑制する6本の突起「タービュレーター」が搭載されており、クラウン後方には2本のリブが入る。構えた感じはまったく同じだ。
ソール側に目を転じると、バックフェースにウェートポケットが3つ設置されており、ウェートの位置を任意に変えられる。これも「G410 PLUS」と同じシステムで、ウエート位置を変えることで、重心距離、重心角の数値が変わる。
フェースの形状は面長でややディープ。フェース厚は約55ミリ。バックフェースは非常に低いシャローバックで重心を深く、低くしたい意図がうかがえる形状だ。
シャフトとヘッドは脱着式だが、スリーブの形状が変わり、これまでのピンのスリーブが装着されたシャフトは使用不可となった。しかしこれまでよりも調整幅が広がり、ロフト角は最大で±1.5度、ライ角はスタンダードとフラットの2種類に調整が可能だ。
ヘッド体積以外は「G410 PLUS」とそっくりに仕上がっている「G410 LST ドライバー」。低スピン弾道が打ちやすいことを特徴としたモデルだが、どれくらいスピンが減った弾道が打てるのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりとテストしてみたい。