飛距離とやさしさをとことん追求「プロギア NEW SUPER egg 480 ドライバー」
2019/08/20 05:00
構えてみると?
プロギアのなかでも、特に革新性を前面に打ち出しているのがegg(エッグ)シリーズ。今回はルールにとらわれない高反発モデル「NEW SUPER egg 480 ドライバー」を試打する。
モデル名が示すように、ヘッド体積はルール適合外の480cc(※上限は460cc)で、ルールを超えた高反発性能を兼ね備えたフェースを採用している。
480ccのヘッドは投影面積が大きく、かつフェースの横幅も長めでサイズ自体が大きい。見るからに慣性モーメントが大きくなる形状ではあるが、ヘッドの配色が深みのあるブラックになっているため、やや締まった印象を受ける。ヘッド体積の数値を知らなければ、460ccと言われても違和感がないほどだ。
フェース素材には、高反発ドライバーの定番として使われることが多い「DAT55G」というチタンを使用。とにかく弾きが強く、ボール初速が上がる。加えてカップフェース(クラウン側、ソール側に向けて包み込むような構造)を採用することで、高反発エリアを前作比150%に拡大したとメーカーはアピールしている。
ソール側の配色は、クラウン側と同じくブラック仕上げで、高級感のあるカラーリングがなされており、中央部分のロゴ“SUPER egg”の文字が光る。
形状はややシャローフェースで高弾道をイメージしやすい。フェース向きはフックではなく、完全なスクエア。スライサー御用達というモデルの印象はなく、意外にもフッカーや上級者にも構えやすい形状といえる。
あえてルールの限界を超えてつくられた「プロギア NEW SUPER egg 480 ドライバー」。その飛距離性能とやさしさとはどんなものなのか? 非常に興味が湧くドライバーである。