マーク金井の試打インプレッション

ミスへの許容範囲が広く飛びっぷりがいい「ミズノプロ 520 アイアン」

2019/12/24 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状

長きにわたり、ミズノの主力モデルとして展開を続けるミズノプロシリーズ。ヘッドの大きさと製法が異なる3つのモデルがラインアップされているが、その中でミッドサイズに当たるのが、今回試打する「ミズノプロ 520 アイアン」。

ヘッドはミズノお得意の軟鉄鍛造、バックフェースはキャビティ構造になっており、凹んだ部分にはチタンが埋め込まれている。加えて、トウ側には比重が重いタングステンが埋め込まれた凝った作り(#4~#7)。キャビティ部分(ヘッド中央)を軽く、ヘッド外周部分を重くすることで、トウ&ヒール方向の慣性モーメントを拡大している。

ヘッドサイズは、兄弟モデルの「920 アイアン」に比べるとひと回りほど小さく、「120 アイアン」よりひと回り大きい。ほど良い大きさは、安心感をアピールしつつ、操作性の高さもイメージさせる。

ヘッドの大きさに合わせてソール幅も適度に広く、フェースプログレッションもやや小さめ。わずかにグースネックになっているので、ボールを包み込むイメージをうまく演出している。

軟鉄鍛造ヘッドに、チタンとタングステンを組み込む複合設計がなされた「520 アイアン」。どんな弾道を打ちやすいのか?チタンを採用した打感はどうなのか?ミスに対する許容範囲はどの程度なのか?じっくりとテストしてみたい。

打ってみると?≫
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