「ティアップしても安定した弾道」ダンロップ スリクソン Z F65 フェアウェイウッド
| 打感 | 構えやすさ | 操作性 | やさしさ | 弾道高さ | |
| ミーやん | 3 | 4 | 4 | 3 | 3 |
| ツルさん | 3 | 4 | 5 | 3 | 3 |
シャフト(フレックス):Miyazaki Kaula MIZU 6(S)
【ミーやん】新しいスリクソンのシリーズは、もちろんフェアウェイウッドとユーティリティも刷新されています。今回試打する『スリクソン Z F65 フェアウェイウッド』は、ロフト角15度の3番ウッド。13.5度の+3番もラインアップされていますが、ボクが打つとおそらく球が上がらないので、おとなしく15度のほうにしてみました(笑)。
【ツルさん】小ぶりでキレイな丸型ヘッド。いかにもアスリート向けらしい顔つきのクラブですね。特徴的なのは、クラウンに搭載されている「アークサポートチャネル」という逆コの字型の溝です。どんな効果があるんでしょうかね?
【ミーやん】打ってみると、気持ちのいい打音がしますね。高音で澄んでいて、くっつき感のあるドライバーとはフィーリングが違います。どちらかというと、ゼクシオのサウンドに近い感じ。地面から打つと、やはりボクのスイングでは球が上がりません・・・。
【ツルさん】ミーやんには、ヘッド性能がオーバースペック。アスリート向けだけあって、それなりに歯ごたえはありますが、難しいクラブではありませんよ。一般的な3番ウッドが打てるなら、このクラブも問題ないでしょう。ロフト角なりの打ち出し角が得られますし、適度にスピンが入って球が前へと飛んでくれます。球もつかまえやすいですね。
【ミーやん】地面から打ったときの、ソールの抜け感がいいですよね。ラウンドしたソール形状のおかげで、スルッと滑っていきます。ティアップして打つと、どうですかね?
【ツルさん】とても不思議なのですが、地面から打っても、ティアップして打っても、計測数値がほとんど同じなんです。普通はティアップして打つと、打ち出し角が高くなってスピン量が減るはずなんですが。
【ミーやん】ツルさん、それがクラウンに搭載されている「アークサポートチャネル」という溝の効果みたいですよ。フェースの上目でヒットしても、球がドロップしづらくなっているそうです。
【ツルさん】なーるほどねー。ティグラウンドでは刻みたくてスプーンを持つのに、それがティアップして低スピンすぎて飛んでしまうと実際に困るんですよね。ただ飛ばすだけじゃなくて、使い勝手を考えられた進化というのが、すごいですね。本当に感心しました。
【ミーやん】相変わらず、看板プロである“世界のマツヤマ”は使ってないみたいですけど、なんでなんでしょう?
【ツルさん】自分が打ちたい弾道のイメージと、ちょっと違うんでしょうねぇ。スプーンはわりと大きめのヘッドが好みのようなので、彼にはこのモデルのヘッドは小さすぎるかも。あとは、球のつかまりが良すぎるのかも知れません。メーカーは個人の好みや慣れまでは変えられないし、本人も結果を重視するから変えられません。ゴルファーに間違って認識してほしくないのは、このクラブ自体は決して悪くないということ。あくまでも使い手の好みの問題なんです。アスリートうけする、とても高性能クラブだと僕は思いますよ。
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ミーやん プロフィール
最新モデルには目がないミーハーGDO編集部員。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。ヘッドスピード43m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。ナチュラルなスティンガーショットが得意!?

ツルさん プロフィール
とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。GDOの『HOT LIST JAPAN』では試打テスター兼ライターを務める。ゴルフにまつわるモノなら何でも興味津々。ヘッドスピード48m/s、持ち玉は中・高弾道のフェード。
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