マキロイ、タイガーが使用するナイキ VR PRO ブレードアイアン。2011年発売モデルだが上級者からは根強い人気だ

2014年全英オープンは、ロリー・マキロイが初日から首位を守りぬく完全勝利で、メジャー3勝目を飾った。2012年全米プロを勝ち世界ランク1位で迎えたシーズンオフに、クラブ契約を変更。その後成績が落ちたのはクラブのせい！？と言われたこともあったが、クラブ性能には全く問題がないことを証明した。元世界ランクNO.1でも、クラブとボールを同時に変えると慣れるのに時間がかかるようだ。

さてマキロイの使っているドライバーはナイキ「VR_S コバート 2.0 ツアードライバー」。彼の圧倒的な飛距離を支えている。「HOT LIST 2014」のシルバー賞を受賞しており、飛距離は出るけど、曲がりが気になるゴルファーに「直進性の高さ」が評価されている。

また今回の勝利を支えたのはキッチリとグリーンを捉えたアイアンショットではないだろうか？！彼のアイアンはナイキ「VR PRO ブレードアイアン」で、タイガー・ウッズも同じモデルを愛用している。マッスルバックの中でも小ぶりのヘッドは、打点が安定しないアマチュアにとってミスに弱い「難しい」アイアンだが、トッププロに必要な「お助け機能」が溢れている。

それは芯を微妙に外すことで、球筋やスピン量を自在にコントロールできるということ。深いラフを刈り取る小ぶりのヘッド形状、抜けのいい薄いソールを、プロは「お助け機能」と感じるからだ。厳しいコースセッティングだからこそ必要なマッスルバック。我々のプレーする環境なら必要ないかもしれないが、憧れだけでキャディバッグに入れてもいいと思う。完全復活したマキロイのセッティングを中古ショップで再現してみてはどうだろうか、我々はミスショットで収入が減ったりしないのだから。

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