万振りマン「ややオートマチックすぎ」

―率直な印象は？
「良い意味でも悪い意味でも、バウンスが効きすぎたモデルだなと思いました」

―バウンスが効いている？
「はい。表示のバウンス角より実際には、より大きく感じます。構えた時からフェースが浮きすぎるくらい、ハイバウンスに感じられました。バウンスが地面に引っかかるぶん、振り抜き感が思い通りにいかない印象が少しありました…」

―抜け感がいまいち？
「フェースを開いたりスピンをかけたりという作業をしたい場合、抜け感はいまいちになってしまいます。特に長いラフやバンカーからの状況では、ちょっとバウンスが邪魔をしてしまうかなと思います。逆を言えばバウンスで砂や芝を弾いて、やさしくボールを上げてくれるモデルなのかなという感じでした」

万振りマンのHSだと距離も高さもまったく同じ…

―コントロール性能は？
「振り抜きはそういう感じなので、フェースを開いて打っていけない分、ボールに対しても結構クリーンに当てにいかないとボールが浮いてくれないのかなと思います。ちょっとオートマチックすぎるので、コントロールも制限されてしまうのかなと思いました」

―「SM7」と比べてどう？
「ボールの下をヘッドで抜いて打つとか、フェースを大きく開いて打つとか、自分の技術を出したい人は『SM7』のほうが合っていると思います。どちらかと言うと私はそういうタイプなので、『フォージド』より『SM7』を選んでしまいますかね」

―どのような人向き？
「私とは逆のタイプ（笑）。正攻法でミスの確率の低いアプローチで攻めていきたい人向き。フェースもストレートのまま、真っすぐ引いて真っすぐ出したい人向きかと思います」

※使用スペック／ロフト角:52度 バウンス角:10度F、NSプロ950GH（約98g・硬さS）

■ 万振りマン（33）

登録者1万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年より数多くの試打動画をYouTubeにアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。身長173cm。

• 1WのHS30台・西川みさとの場合
• 1WのHS40台・筒康博の場合

撮影協力／トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ