クラブ試打 三者三様

タイトリスト TS1 ドライバー/ヘッドスピード別試打

2019/09/28 05:00

「1」はやさしいだけ? 『TS』3モデルを徹底比較

7月の発売以来、新たなターゲット層を取り込んで話題を集めるタイトリスト「TS1 ドライバー」。“やさしいタイト”と称され、プロ仕様の「TS」シリーズの中でもアベレージ向けということで、従来敬遠していたユーザーからも熱い視線が注がれている。果たして「TS2 ドライバー」「TS3 ドライバー」と比べ、違いはやさしさだけなのか!? 今回もヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が試打し、評価した。

試打者はドライバーのHS30m/s台の女子プロ・西川みさと、40m/s台のクラブフィッター・筒康博、50m/s台のYouTuber・万振りマンの3人。シャフトは純正の「エア スピーダー」と「ディアマナ 50」を用意。硬さは西川のみR、筒と万振りマンはSを使用。比較する「TS2」は「スピーダー 519 エボリューション」、「TS3」は「ツアーAD 60」で、それぞれ同様の硬さを選択。ボールは「ロッテ葛西ゴルフ」の専用レンジボール(ツーピース)で計測した。

ヘッドの丸みが安心感を生む」と感想を述べたのは西川。「他の2機種と比べてヘッドの形状に丸みがあり、安心感につながる」とのこと。筒は「ヘッド性能もシャフトのラインアップも多くのユーザーを取り込めるモデルに仕上がっている。HS35から45m/sまで使える」とターゲット層の広さに言及。万振りマンは、「兄弟モデルとは大きく異なり、フェース角や反発性能を含めて“あのモデル”に似ている」と他メーカーのクラブを引き合いに出して評価した。

トウ側の尖り感が一番鋭いのが「TS1」
「TS1」は意外とディープバック。一番シャローバックなのは「TS2」
後方の広さの違いはあるものの、サイズ感の差はそれほどない

それぞれのスイングタイプで、異なるレビュー内容。三者三様のインプレッションは次頁からチェックしよう。

西川みさと「ヘッドの丸みが安心感を生む」≫
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タイトリスト
発売日:2019/07/05 参考価格: 77,760円