トゥーロン パターを西川みさとが試打「打ち出しイメージが湧く」

オデッセイ トゥーロン パター「ル マン」「デイトナ ビーチ」の評価は!?

オデッセイ トゥーロン パターをHS40未満の女子プロが試打したら…【西川みさと】

パターブランドの雄「オデッセイ」で唯一のノンインサート(削り出し)シリーズである「トゥーロン(TOULON) パター」。2022年モデルとしてすでに4機種(シカゴサンディエゴアトランタラスベガス)がラインアップされていたが、これまでにはなかった新形状の大型マレット2モデルが追加された。同社『ELEVEN』に近い台形型の「ル マン」と丸みを持たせた「デイトナ ビーチ」を、有識者3人が採点。まずは女子プロゴルファーの西川みさとが試打評価を行った。

広告の後にも続きます

「所有感&打感の秀逸さを再認識」

トゥーロン パター(追加モデル)を西川みさとが試打「打ち出しイメージが湧く」
※5mの距離で検証

―率直な印象は?
「見た目からして高級感があり、所有感を持てる部分が魅力的で、しかもインパクトでボールの感触がダイレクトに伝わる、削り出しのメリットを十分感じることができる優れたパターです。やわらかさもあるけれど、その中にしっかり感も残る、打感の評価の高い『トゥーロン』シリーズならではの秀逸なフィーリングといったところでしょうか」

トゥーロン パター(追加モデル)を西川みさとが試打「打ち出しイメージが湧く」
ことし2月に発売された4モデルより遅れて追加された2モデル

―具体的にどのような打感?
「元々すごくやわらかい打感よりも、ややしっかりめで、カチン!と音が鳴るくらいのほうが心地いいと感じるタイプですが、そんな私が適度に感じられるフィーリングです。フェースの構造で評価を分ける気は更々ないのですが、やはり本格派の削り出しだから出せるちょうど良さによって、思うようにボールを転がすことができました」

トゥーロン パター(追加モデル)を西川みさとが試打「打ち出しイメージが湧く」
ブラック一色の中に白ラインのみのシンプルなデザイン

―アライメントは取りやすい?
「それほど意識してはいなかったのですが、サイトラインが複数本あるモデルよりも、1本線のもののほうが好みのようです。いっぱい線があると目移りしてしまうため、1本のほうが集中できる。形状もラインも、極力シンプルなデザインのほうが好印象に映ります。特に今作の『―デイトナ ビーチ』は、目標方向に長い筒のような輪郭で、長細いハンマーで真横から叩くような、ボールを力強く押し出すイメージが持てるため、非常に構えやすいです」

トゥーロン パター(追加モデル)を西川みさとが試打「打ち出しイメージが湧く」
後方にかけてややラウンドさせ 全体的に丸みを持たせた「―デイトナ ビーチ」

―「―デイトナ ビーチ」がお気に入り?
「はい。大型サイズなのに、ヘッド後方の形状がすっきりした丸型で、ストローク中もマレットが決して邪魔になりません。パターで一番大事な項目は、構えた際に打ち出しのイメージがどれだけ湧くかだと考えているのですが、『―デイトナ ビーチ』は、一番打ち出したいところに、ボールを転がしていけるイメージが湧くように感じます」

広告の後にも続きます
トゥーロン パター(追加モデル)を西川みさとが試打「打ち出しイメージが湧く」
ダイヤモンドの形にパターン化した溝入り「ダイヤモンドグルーブ・フェース」

―上級者限定というわけでもない?
「そうですね。初級者からでも扱いやすいと思います。ただ、お値段はそれほど安くはない(定価:1本6万3800円 ※税込)ため、ゴルフ歴が短い人よりは、長い人のほうが魅力を十分に感じとることができるかなとは思います」

トゥーロン パター(追加モデル)を西川みさとが試打「打ち出しイメージが湧く」
「見た目、打感において一本持っておくべき価値はある」と西川

―腕前よりもゴルフ歴で決めるべき?
「初級者でも扱えないことはないのですが、一般的なモデルとの違いが分からないと、もったいないと思うため、ある程度ゴルフを知っている方のほうが向いているかなと思います。初級者or上級者ということよりも、ある程度ギアへのこだわりを持っているかどうか。高額なため実際に購入するにはいろいろ悩まれるとは思うのですが、『トゥーロン』シリーズはその価値があると断言できます。それほど、一本持っていて損はしないといえます」

イメージ◎で評価上々【総合評価4.3点】

トゥーロン パター(追加モデル)を西川みさとが試打「打ち出しイメージが湧く」

【転がり】4.5
【打 感】4.5
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.5

・ル マン /ロフト角:3度 ライ角:70度 長さ:34インチ
・デイトナ ビーチ /ロフト角:3度 ライ角:70度 長さ:34インチ
・使用ボール:ブリヂストン ツアーB X

取材協力/トラックマンジャパン株式会社

この記事の画像をすべて見る

西川みさと プロフィール

1977年7月10日生まれ、埼玉県出身。専大時代の1998年に「日本女子学生選手権」で優勝。大山志保古閑美保らとともにナショナルチームで海外大会に出場した。2002年のプロテスト合格後は、飛距離こそ出ないものの、ショートウッドを巧みに使う技巧派として、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで人気を集めた。
広告の後にも続きます
広告の後にも続きます
広告の後にも続きます

アクセスランキング

  • 総合
  • ツアー
  • レッスン
  • ギア情報

SPECIALコンテンツPR

こちらもおすすめ

GDOサービス

GDOのサービス