クラブ試打 三者三様

M3 460 ドライバー/ヘッドスピード別試打

2018/07/07 05:00

ヘッドスピード40台【筒康博】の場合

自分の持ち球はドロー系なので、あまりフックフェースは好きではないですし、逆に逃げ顔も好きではないのですが、このM3 460 ドライバーは右にも左にも向いていない、ちょうど良い形状です。

クラウン後方にあるブルーのラインが、打点イメージとスイートスポットの関係性を、ちゃんと表現している印象で、その直線上(のフェース面)で打てれば良いということを、目で見て教えてくれている感じがして非常に構えやすいです。

純正シャフトのクロカゲ TM5 は、重量感があって硬さもあるのですが、逆にそこがしっかり叩けるイメージを持たせてくれます。個人的な感想としては、オーソドックスで飛距離性能が高いピン G400 ドライバーのシャフトを、ちょっと重くさせたような印象でした。また、色味のおかげで短く見える(長さは45.5インチ)ことで、余計に叩きやすいイメージが持てます。

ボールのスピン量が抑えられているのが分かるくらい、初速がはやく出ているのが分かります。ただ、初速が出る割に、出球の高さがしっかり出てくれる印象。見た目以上に球が高く上がってくれるので、意外とヘッドスピードがなくても使うことができるクラブかなと思いました。

※使用スペック/ロフト角9.5度、クロカゲ TM5(フレックスS)

■ 筒康博(46)

変幻自在に球を操るクラブフィッター。クラブフィッティング&レッスンスタジオ「PCM Labo」総合コーチ。プロアマ問わず7万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持つ。身長168cm。

ヘッドスピード50台【万振りマン】の場合≫
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発売日:2018/02/16 参考価格: 77,760円