プロギア「NEW egg 5500 ドライバー」の評価は！？

斬新な発想で飛距離を追求し続ける、プロギアeggシリーズの新作「NEW egg 5500 ドライバー（以下5500）」をピックアップ。37度という驚きの重心角（一般的な重心角の平均23度）により、つかまり感を強調しつつ、慣性モーメントもシリーズ最大級で、飛んで曲がらない弾道を実現してくれる。そんな「5500」を兄弟モデル「NEW egg 5500 ドライバー impact(以下impact)」と比べながら、ヘッドスピード（以下HS）の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンは、どのような評価をくだすのか！？

• 1WのHS30m/s台・西川みさとの場合
• 1WのHS40m/s台・筒康博の場合

「もうちょっとだけ飛距離が…」

―率直な印象は？
「試打をした結果、全体的に左につかまる弾道が多かったです。かなりつかまりの良い特性のヘッドだと思います。スライサー対策に最適なクラブとは思うのですが、本音を言わせてもらうと、もう少しだけ飛距離性能が欲しいという気もしました」

―フェースの弾き感が弱い？
「いえいえ、弾きはすごく強かったです。予想以上にボール初速は出ていましたし、総合的な飛距離でも思っていたより伸びた弾道があったので、驚いたほどです。ただ、どちらかというと、自身の腕で力を入れて振るよりは、きれいなスイングをしてドロー弾道で飛ばしてあげる、という特性だったので、『もう少し…』という印象を持ってしまいました」

フェースの弾き感を評価

―叩きにいくとダメ…？
「そうですね。力を入れて叩きにいくと、つかまりが良すぎてチーピンのようなミスになってしまいます。力任せに叩きにはいくのは、控えたほうが良いクラブだと思いました」

―「impact」と比べてどう？
「『impact』は『5500』の短尺版と言われていますが、並べてまじまじと見なければ分からないほど、微妙な長さの差です。単純にクラブが短くなれば、HSは落ちますが、その分ミート率は上がるので、結果的にミスが少なく飛距離も落とさないというモデル。アプローチの仕方は違いますが、どちらも飛んで曲がらないという点では、まったく同じコンセプトだと思います」

「impactのほうがミスしてもケガは少ない」と万振りマン

―対抗馬となるクラブは？
「タイトリストの『TS1 ドライバー』ですかね…。『5500』と同じように、軽くてつかまりが良く、弾きも強いという点で、似ている点が多いと思いました」

―どのような人向き？
「つかまりの良さから『5500』はやはりスライサー向けだと思います。一方の『impact』は、同じように力任せに叩きにいっても、曲がり幅が小さかったので、実はHS50m/s以上の人に合っているのではないかと思っています」

飛距離280ydでも満足感は中… 【総合評価4.0点】

【飛距離】4.0
【打 感】4.0
【寛容性】4.0
【操作性】3.5
【構えやすさ】4.5

・ロフト角：10.5度
・使用シャフト：eggオリジナル／硬さS・M-43
・使用ボール：ロッテ葛西ゴルフの専用レンジボール（ツーピース）

取材協力／トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ

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