最も注目されたフェアウェイウッドBEST10【2021年アクセス数ランキング】
過去の人気モデル勢に新作がどこまで食いこめるか!?
2021年のGDO『ギアカタログ』で、アクセス数が多かったモデルをランキング形式で発表するシリーズ第3弾はフェアウェイウッド(以下FW)部門。パター部門とアイアン部門では、ことし発売の新作よりも2~3年前のモデルが目立つ結果となったが、FWでも同じ傾向が続くのか!? 気になるベスト10を発表!
■第10位:X HOT FW(キャロウェイ)
2013年の発売以来、長きにわたり根強い人気を誇るキャロウェイ「X HOT FW」。鍛造カップフェースと低浅重心設計により、「アマチュアでも300ydを飛ばせる」というフレーズで流行し、“ぶっ飛び”系FWと呼ばれた。いまなお愛用し続ける上田桃子は、5月の「パナソニックオープン」でツアー通算16勝目を飾った。
■第9位:ローグ スター FW(キャロウェイ)
第9位は、続けてキャロウェイから「ローグ スター FW」がランクイン。フェース裏に2本の柱を設ける「ジェイルブレイク・テクノロジー」を初搭載したFWとして発売当初から人気を博し、高さも飛距離も出ると評判だった。マーク金井の試打企画では、その高い飛距離性能から「まるで小ぶりなドライバー」と称賛された。
■第8位:M4 FW(テーラーメイド)
テーラーメイド「M4 FW」は、ヘッドサイズがやや大きめで、高慣性モーメントのウエイト配置により高弾道が打て、ミスヒットに強いことが特徴。同時発売の「M3 FW」と比べて寛容性が高く、多くのアベレージゴルファーから支持を得た。同社は新作のサイクルが早いだけに、まだ3年前のモデルと聞いて意外と思う人は多いのでは。
■第7位:TS2 FW(タイトリスト)
2018年発売のタイトリスト「TS2 FW」は、それまでの「91〇」シリーズからシフトチェンジしたモデル。「TS」は「Titleist Speed(タイトリスト スピード)」の略で、「スピードをテーマに最良の技術を追求したクラブ」として開発された。「クラブ試打 三者三様」の万振りマンは、「ほかのクラブと比べて初速は段違い」と評価した。
■第6位:G425 MAX FW(ピン)
2020年発売のピン「G425 MAX FW」は、高慣性モーメントでヘッドがブレにくく、安定して高弾道が打てることでミスショットが軽減できると話題に。ことし10月の「スタンレーレディス」で復活Vを挙げた渋野日向子は、以前まで3番と5番を使っていたが、3番と7番に変更していた。中古では3万円台を切る価格から見つけられる。
■第5位:M6 FW(テーラーメイド)
FWとして初の「ツイストフェース」を搭載したテーラーメイド「M6 FW」。口コミ欄には「直進性が高く、真っすぐ飛ぶ」「フェアウェイでもラフでも振り切れる」と高評価が並ぶ。ただ、ツアーモデルのため打ち出し角が得られにくいのか、ゴルフテック・三田貴史コーチが作成したマトリックス図では、低弾道の分類に配置されていた。
■第4位:SIM FW(テーラーメイド)
2020年発売の「SIM FW」は、テーラーメイドの伝統的な「Vスチールソール」を採用し、抜けの良さが特徴のFW。チタンボディとカーボンクラウンに、大型ソールウエイトを配置することで、低重心で球が上げやすく、直進性が高いと評判に。中古でも人気の高いチタンヘッドFWのひとつとして注目を集めている。
■第3位:スリクソン ZX FW(ダンロップ)
第3位は、2020年に発売されたダンロップ「スリクソン ZX FW」。初速性能が高く、低重心で球が上がるため飛距離を出しやすい。契約フリーで3Wを使用する稲見萌寧は「いま使っているものに対して100%良くないと替えない」と語り、賞金女王が絶大な信頼を寄せるセッティングの一本となっている。
■第2位:M2 FW(テーラーメイド)
第2位に入ったのは、2017年発売のテーラーメイド「M2 FW」。当時の「新製品レポ」では、「同時発売の『M1』よりもフェースのバルジ(横方向の丸み)が少なく、直線的に打っていけるイメージがある」と評価。「M4」「M6」「SIM」に続くランクインで、同社FWへの注目度の高さがうかがえる。特に「M」偶数モデルの人気は根強い。
■第1位:SIM2 FW(テーラーメイド)
ことし最も注目されたFWは、2021年発売のテーラーメイド「SIM2 FW」。契約外ながら松山英樹が「マスターズ」優勝時に3Wを使用したことで、注目度がアップ。実は意外にも、これまで発表したパターとアイアン部門を含め、初めてランクインした21年モデルとなる。FW部門としては昨年の「SIM」に続き、テーラーメイドが連覇。