飛ばし屋は参考になる? 池村寛世のセッティングを中古で調査

中古ギア 池村の優勝ギア
ドライバーのシャフトは日本未発売の「フジクラ ベンタス レッド」を使用している(撮影:奥田泰也)

国内男子ツアー「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ」で、飛ばし屋の池村寛世が念願の初勝利をあげた。今回は、フェアウェイウッド(以下FW)を1本も入れない個性的なセッティングを中古ショップで調査してみた。

ドライバーはテーラーメイド「SIM2 MAX ドライバー」(2021年)を使い、フェアウェイからも多用している。ティアップ時と比べて20ydほど飛距離は落ちるが、左へのミスが出にくいとのことだ。例年に比べて中古価格の落ちるスピードが遅く、現在は5万円台からが相場となっている。

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FWの代わりとして、アイアン型ユーティリティのテーラーメイド「ギャッパー ロー」(2018年/2番17度、3番19度)を入れている。ボールの高さを抑えられるハードヒッター好みのクラブで、2万円前後から見つけることができた。

アイアンは、タイガー・ウッズとの共同開発で話題になったテーラーメイド「P7TWアイアン」(2019年)。数量限定とあり発売当初はプレミアがついていたが、現在は人気も落ち着いて中古でも時々見かけるようになった。

ウェッジは、タイトリスト「ボーケイ SM8 ウェッジ」(2020年)の49度、キャロウェイ「JAWS FORGED ウェッジ」(2020年)の54度と59度を入れている。どちらも1万円台前半で手に入る。

パターはオデッセイ「ホワイト・ホット OG パター #5」(2020年)。このモデルはスチールシャフトとスチール・カーボンの複合シャフトを選べる。池村が使うスチールシャフトは2万円前後から見つけられ、複合シャフトのほうが若干高めの価格となっている。

池村は2019年のドライビングディスタンスで5位(平均303.52yd)に入るほどのパワーヒッターだけに、セッティングを参考にする際は自分の力量をしっかりと把握しておく必要があるだろう。

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