「単品シャフト、距離計、弾道測定器にウェアも!?」 中古ショップでお宝さがし
2024/03/29
ゴルフ用品の中古ショップで販売しているのは、クラブだけではない。え、こんなのも買えるの?こんなものまで買い取ってくれるの?という、中古ショップのあまり知られていない使い方をお教えしよう。
シャフト売り場は宝の山 意外な人気商品も
クラブ好きが集まる中古ショップには、ヘッドが付いていない単体のシャフトも多くある。ツアーで活躍するプロゴルファーも、頻繁にシャフトを替えるケースは少なく、気に入ったモデルを長く使うことが多い。「シャフトは最新でなくてもイイ」と気づいた人にとっては、中古シャフトの販売エリアは宝の山だろう。
グラファイトデザインの「ツアーAD DI」や「ツアーAD PT」のように、10年以上前のモデルでも生産終了にならないシャフトもあるが、例えば申ジエ(韓国)が使い続ける藤倉コンポジット「スピーダー エボリューション4」(2017年)はすでに新品市場にはない。しかし中古では1万円台中盤で手に入る。
そして意外と人気があるのが、新品時にヘッドに装着されている“純正シャフト”だ。特にピンのウッド類は長い間、純正シャフトの特性を大きく変更していない。鈴木愛は長きにわたってピン「ALTA J CB」を使用。テーラーメイド、キャロウェイ、ピンなどの純正シャフトの買い取り価格も悪くないので、一度相談してみては。
距離測定器も中古が人気。どう選べば良い?
距離測定器はレーザータイプ、GPSタイプのどちらも人気だ。参入ブランドが増え、中古市場でも在庫が増えてきた。レーザー式はできるだけ新しいモデルがオススメ。進化のスピードが速く、コンパクトで多機能化されている。10年以上前のモデルを使っているゴルファーは、最新モデルのレーザーの当てやすさ、計測時間の短さに驚くはず。
また、電池式か充電式かというのも選択するポイントの一つ。GPS式で一番こだわってほしいのはバッテリーの“持ち具合”。当然ながら古くなればなるほど使える時間が短い。
トラックマンとまでは言わないが…弾道計測器だってある
トップレベルのゴルファーが練習場で使う弾道計測器も、中古ショップで販売されていることがある。ラプソード「MLM2PRO」や、Garmin「アプローチR10」などの弾道計測器は見つけることができた。ツアープロの間でおなじみの「トラックマン」など数百万円する計測器とは比べようもないが、継続して使用することでスイングや弾道の傾向を把握できる。普段使いの練習場に手軽に持ち込めるメリットは大きい。プライベートラウンドでも使用できる。
ゴルフボールをコンペの景品でゲットしたり、他人からもらった経験があるゴルファーもいるだろう。ただ、お気に入りモデルでない場合、処分に困ることがある。ボールは“コレを使う!“と決めて使い続けることで、ショートゲームの距離感も育ってくるもの。もらったものを片っ端から使うのもイイが、中古ショップで買い取ってもらい、愛用ボールを購入することをオススメしたい。
キャディバッグもコンペの景品に多いが、もらうと意外と困ることも。こちらも買い取ってもらえる。自宅に置いて、家族に「邪魔」と言われないうちに、次の購入資金に回すのがオススメだ。タグなどを取らず、そのまま持ち込むことで高価になるだろう。
ゴルフウェアやゴルフシューズも買い取り、販売する店舗も増えてきた。汚れが目立つと査定額が下がるので、できる限り洗濯や掃除をして持って行こう。ゴルフウェアやシューズは、一般的なリサイクルショップよりも、ゴルフショップの方がブランド価値を把握しているので高く買い取ってくれるケースが多い。ゴルフウェアの専門の買い取り業者もある。
古着は着こなしによって十分おしゃれになる。中古ショップをうまく利用することで、ゴルファーとしてのブラッシュアップを図りたいものだ。(文・田島基晴)
田島基晴 プロフィール
1963年生まれ。ゴルフギア好きが高じて、地元広島に中古ショップ「レプトン」のゴルフ部門を設立。現在は店舗で得たギア知識を活かし、ゴルフライターとして活躍。YouTube動画の企画編集やブログ執筆など活動は多岐にわたる。
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