最新モデルと中古でしか手に入らない名器、どちらも選べるのが中古ショップの魅力

昨年から今年にかけて1シーズンに統合された国内女子ツアーは「ダイキンオーキッドレディス」で再開し、使用クラブを変更したプロ、しなかったプロに分かれた。今回は、2021年初戦の上位選手が使用したドライバーを中古目線でチェックする。

優勝した小祝さくらは、それまで住友ゴム工業「スリクソン Z785 ドライバー」を使用していたが、この試合から「スリクソン ZX5 ドライバー」に変更。これは松山英樹も使用しており、ミスヒットの強さと飛距離性能の高さで人気がある。中古の在庫も増え、現在は4万円台を切る価格から見つけることができた。

2位に入ったクラブ契約フリーの森田遥は、昨年からピン「G410 PLUS ドライバー」を使い続けている。ピン契約の渋野日向子も未だに変更していないクラブはまだまだ人気。中古市場では3万円台前半からだが、品薄状態が続いている。

3位の田辺ひかりはブリヂストン「ツアーB X ドライバー」を使用。人気が再燃しており、中古では品数が減ってきた。コントロール性能と飛距離性能に注力したモデルで、カスタムシャフトで6万円台前半からと、それほど値下げされていない。

4位タイの上田桃子は、キャロウェイ「GBB エピック スター ドライバー」（2017年）から「エピック SPEED ドライバー」（プロトタイプ）に変更。こちらは2月発売の最新モデルながら、中古ショップでも見かけるようになってきた。5万円台前半から見つかるが、入荷されるとすぐに売れてしまうようだ。

まだツアーは再開したばかりなので、これからもクラブを変更するプロは出てくるはず。彼女たちの選択にも注目して、気になるクラブが見つかったら、まずは中古ショップで試してみるといいだろう。