「吹き上がりで距離が出ない…」を直すには?
「ロフト角」が大きすぎ?
高橋さんが現在使用しているドライバーは、俗にいう“シニア向け”と呼ばれる、深い重心深度でボールが上がりやすく、体積460ccの大きめヘッド。ミスショットに強いモデルとして、2~3年前に購入したとのこと。ロフト角は10.5度、クラブの長さは46インチというスペックだ。高橋さんの試打テストを見てボールの吹き上がりの原因について、平井氏は「ロフト角」について着目した!!
バックスピン量の目安は3000rpm
高橋さんが使用しているロフト角は10.5度であったが、高橋さんのスイング軌道から判断すると、角度が寝すぎている設定になっている模様。ロフトが大きいと、それだけ打ち出し角が高くなり、バックスピン量も余分にかかってしまう。平井氏曰く「アマチュアさんの場合で、バックスピン量は3000rpm以内に抑えたいところです。それ以上ですと、無駄な回転がボールに加わり、吹き上がりの原因となってしまいますね」とのこと。
吹き上がり&つかまりを解消!
そこで平井氏が選んだヘッドは、『JPX825』のロフト角9.5度のもの。ロフト角を減らして1度立たせることで、インパクト時でのボールとフェース面の摩擦が最小限になりバックスピン量は抑えられる。
また、高橋さんが「吹き上がり」の次に悩んでいた「ボールのつかまり」に関しては、『JPX825』ドライバーのつかまりの良さを生かし、右へのミスを減らす狙いだ。
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