第3回 しつこいスライスを撲滅しよう
スライスの曲がり幅を決めるのは、インパクト時のフェース角
前回の解析でアウトサイドイン軌道だということが判明した正木さん。
堀尾プロ「正木さんのドライバーのスライスは、アウトサイドイン軌道が強いのが原因の一つです。さらに見ていくと、もう一つ曲がりを大きくしている要因があります。インパクトの瞬間に、フェース面がどこを向いているかに注目してみましょう。スライスやフックの曲がりの度合いはインパクト時のフェース面の角度が大きく関係してきます。」
正木さんのインパクトゾーン
■ インパクト時のフェース角が目標方向に対して大きく開いている
※フェース角:11.7°オープン
■堀尾プロの解説
堀尾プロ「アウトサイドイン軌道の解説の回でも話しましたが、ボールはヘッドを振りぬく軌道方向に飛び出します。その振りぬく方向に対してフェース面の角度がどちらを向いているかで、ボールの曲がる度合が決まるのです。正木さんは目標に対して、ヘッドが外側から内側に抜けるアウトサイドイン軌道。つまりボールは狙っている方向より左にボールが飛び出します。ただインパクトの瞬間、フェース面が大きく開いているので、ボールは左に飛び出した後、曲がりの強いスライスになるのです。」
インパクト時のフェース面をスクエアに戻すことを意識しよう
堀尾プロ「スイング軌道の回では、完全なイントゥインの0度を目指すのではなく、プラスマイナス5度の範囲内を目指しましょうというお話をしました。数値にとらわれすぎる必要はなく、自分の弾道を理解して、目標方向を定められるようになればOKだからです。インパクト時のフェース角も同様に、プラスマイナス5度を目指してください。自分の軌道を知り、狙った通りの球筋を打つために、フェース角を意識することは必要です。インパクト時のフェース角も、プラスマイナス5度を目指して練習していきましょう!」
- 堀尾研仁
- 1971年4月16日生まれ 岐阜県出身。
デビッド・レッドベター氏に師事し、ゴルフティーチングの世界に入る。1997年よりデビッドレッドベターゴルフアカデミー公認インストラクターとして多くのゴルファーを指導。2002年にKEN HORIO GOLF ACADEMYを設立。2003年よりツアープロの帯同コーチとして活動開始。当時ノンシード選手であった田島創志選手、高橋竜彦選手の初優勝に貢献した。2005年には谷口徹選手の帯同コーチとして、全英オープン、全米オープン、全米プロといったメジャートーナメントにも同行。
現在は多数のプロゴルファーの指導と共に、各メディアへの出演、アマチュア向けのスクール運営、企業向けのイベントなども精力的にこなしている。
- KEN HORIO GOLF ACADEMY http://www.kenhoriogolfacademy.jp/index.html/
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