正しい水分補給してますか? 暑さに負けない体をつくろう
熱中症の予防に! 夏の暑さでほてった体を冷やすポイント
炎天下でのラウンドや、猛暑のなか練習に励むゴルファーも多いことでしょう。十分な熱中症対策をしていても、このような状況下では体に熱がこもり、体調不良の原因になることも。
そこで今回は、暑さでほてった体を冷やすポイントを紹介します。
アイシングのおすすめ
アイシングは、痛みがある箇所を冷やすだけでなく、熱がこもりほてった体を冷やす際にも効果的です。
体に熱がこもり、つらさを感じたら、首や脇の下、背中、股関節など、体の中でも太い血管が通る場所を冷やしましょう。これらを冷やすことで、体内にこもった熱を早く下げることができます。
また筋肉痛予防として、腕やふくらはぎを一緒にアイシングすることもおすすめします。プレーによって傷ついた筋肉の炎症を抑え、筋肉痛を軽減してくれる効果があります。
アイシングの方法
アイシングには、氷のう(アイスバッグ)がおすすめです。凍傷にならないように、肌にあてる時間は長くても15分以内を目安にしてください。
冷たいタオルも効果的です。氷水で濡らして首や背中などにあてることで局所的に冷やすことができます。
氷やアイスバッグが用意できない場合は、飲み物や食べ物を冷やす保冷剤でも代用可能です。但し、アイシングとして使用する場合は、十分な注意が必要です。
保冷剤は0度以下で固まる性質があるのため、直接肌にあてると凍傷を引き起こすリスクがあります。
保冷剤を使用する場合は、必ずタオルなどで包んだ状態で使用し、長時間あて続けないようにしてください
全身の疲労回復のための交代浴
入浴は、全身の疲労回復に効果的な「温冷交代浴」がおすすめです。5分程度の温浴後、2分の冷浴(またはシャワー)を行います。この温冷刺激により、血管の拡張と収縮が繰り返され、血流が改善されます。
今回はアイシングの方法を紹介しました。室内では、エアコンと扇風機などを併用し、空気を循環させて、効率的に体を冷やすことができます。
ただ、冷たくて気持ちがいいからといって、氷をあて続けたり、エアコンや扇風機の冷風にあたり続けると、逆に体を冷やしすぎて、だるさを増幅させてしまいます。冷やしすぎには十分に注意してください。
(協力/ケアくる)
齋木 拓(さいき・たく) プロフィール
鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
スポーツ整形外科、会員制スパ&フィットネスクラブ等で治療や運動指導の経験を積む。アスリートからスポーツ愛好家まで、幅広い年齢層への治療やリハビリテーションを通じて、日常生活やスポーツ競技への復帰をサポートしている。 痛みや不調に合わせ「より効率的な身体の使い方」ができるよう、鍼灸の東洋医学的視点からセルフケアやエクササイズ、食事にまで及ぶ総合的なコンディショニングを身上とする。https://carecle.com/detail/201 クリニックオフィシャルサイト:http://www.loople.jp/
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