冬の薄芝はポーンと転がし対応 川崎志穂
「冬の薄芝対策」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーDさんの悩み】
「この時季の薄い芝が大の苦手です。アプローチでの攻略法を教えてください」
【川崎志穂のレスキュー回答】
薄芝やベアグラウンドなどライが悪い時は、いつも通りのアプローチは危険です。ロフト角をやや立て、ボールにだけ直接コンタクトさせる“転がし”で攻めるようにしましょう。
1. クラブはAWかPW
クラブはサンドウェッジ(SW)ではなく、アプローチウェッジ(AW)かピッチングウェッジ(PW)などロフト角がやや立っている番手を選択します。ボールは真ん中よりボール1個分右足寄りにセットします。
2. 打ち急ぎに注意
スイングで一番気を付けなければならない点は、“打ち急ぎ”です。芝が薄い分繊細なヘッドコントロールが必要となるのですが、打ち急いでしまうとその微妙な調整が難しくなってしまうからです。バレーボールのトスのように、ポーンと軽くボールを運ぶ感覚で打っていきます。
3. 懐を開けておく
インパクトでひじが伸びてしまうことにも注意が必要です。ひじが伸びた状態だと、ボールへのコンタクトが不十分となり、ミスしやすくなってしまいます。アドレス時から懐に余裕を持ち、ある程度ひじから下を自由に動かせる状態を作っておくことも、重要な対応策の1つですよ♪
【今回のまとめ】薄芝は転がしで対応
・番手はAWかPWを使う。
・打ち急ぎに注意。
・懐は開けておく。
取材協力/姉ヶ崎カントリー倶楽部
解説/川崎志穂(かわさき・しほ)
1996年生まれ、千葉県出身。17年はQT25位の資格でレギュラーツアーにフル参戦するとともにプロテストに合格。171cmの長身から放たれる260yd超えのロングドライブを武器に、18年はステップアップツアーを主戦場に戦う。姉ヶ崎CC所属。