リズム感を作るコツ「バックスイング」と「ダウンスイング」のスピードを1対1に【青木瀬令奈のThe Putting World#11】
女子ツアーでも一、二を争うパット名手・青木瀬令奈によるパッティング技術連載「The Putting World」。パッティングの考え方、ストロークのコツ、ラインの読み方、距離感の出し方など、彼女の頭の中、その世界観をじっくりとひも解いていきます。第11回はリズム編。
ボールを基準にリズムを揃える
イレギュラーな状況でなければ、ボールを基準にテークバックとフォローのリズム感は揃えて打ちます。どちらかを速くすることはなく、そうすることで距離感が安定してきます。ただし、下り傾斜が強いときは、ヒットダウンさせてリズムを速くして打つことはあります。
トップの切り返し前後のスピード感を一定に
同じリズム感で打つために、ポイントになるのが切り返しです。切り返しで打ち急いだり振り遅れたりして、リズムが変わってしまうケースが多い。私の場合はバックスイングとダウンスイングが同じスピードになるように心がけています。
スピード感を一定にするドリル
切り返し前後のスピード感を一定にするためのドリルがあります。それはヘッド上部にマーカーを乗せて、切り返しで後ろに落とす練習です。トップで勝手にマーカーが落ちるのが理想。ストロークが緩んでしまうと、マーカーは落ちません。やってみると分かりますが、思っているより切り返しは速いです。実際に球を打たなくても、家でマークを落とす練習をするだけでもいい。切り返しのタイミングがつかめるはずです。
ドリルを連続写真で確認しよう
青木瀬令奈 プロフィール
7歳で競技を始め、2008年「全国高校選手権」で優勝。11年のプロテストに合格。15年から女子プロの大西葵の兄・大西翔太氏がコーチ兼キャディとなり、飛距離アップに成功。17年「ヨネックスレディス」でツアー初優勝。20年に選手の取りまとめ役となるプレーヤーズ委員長に就任。23年「大王製紙エリエールレディス」で5勝目。24年の11月には両足の種子骨を骨折し、25年は痛みと戦いながらのプレーを送りながらも、年間レースを37位で終えた。グリーン上のパフォーマンスに定評があり、その技術は女子ツアーでも一級品。教えを乞う選手も多い。