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2010/3/11公開
たとえばかかと体重。そんなアドレスならば、テークバックで、写真のようにバランスを崩すことは目に見えていますよね。バランスの良いアドレスとは、前後の重心の位置が、両足の母指球あたりにあることなのです。
母指球に前後の重心があれば、膝は自然に軽く曲がります。棒のように膝をまっすぐにして立てば、前につんのめってしまいますよね。こうして、膝が軽く曲がるとともに、ズボンの足の付け根部分にピッとシワが入り、お尻が突き出てしっかりと腰が入ります。それにともない上半身も自然に前傾します。これが自然な前傾姿勢であり、バランスの良いスイングを生む土台となります。
プロの練習では、このバランス感覚を養うために、10センチくらいの板の上に立って、スイングをします。名付けて平均台ショットです。
まず板の上に、母指球を重心にして立つことで、自然な前傾姿勢を体感します。そして、前後のバランスや前傾姿勢を、スイングの最初から最後まで崩さずにスイングするのです。
フルスイングは、結構難易度が高いと思いますが、板の上でバランスを保てれば、しっかりと前傾姿勢を保ったショットが可能となります。