【WORLD】プロのようにパットする方法 by デイブ・ストックトン
【WORLD】早くパットを打てばスコアは上がる by リッキー・ファウラー
1.覚悟を決める
パットが上手くなる日、それは恐怖を捨てたときだ。アドバイスしよう。ためらってはいけない。
15秒間のルーティンを伝授しよう。
《00秒~05秒》
プレイングパートナーがパットを打とうとしている時間は、自由時間のようなものだ。その時間を使って自分のパットのどこが悪かったのかを考え、自分の番が来たら、覚悟を決める。のんびりと芝を読んでいたら、プレーが遅くなったり急かされたりすることになるだろう。私は、ボールを置いたらだいたい5秒で自分のラインを確認する。ただしグループの中で自分が最初にパットを打つ場合は、このステップにもう少し時間をかけてもいいだろう。
2.ボールがどこからカップインするか思い浮かべる
《06秒~11秒》
スタンスを決めたら、1、2回素振りをする。このとき、カップのどの部分からボールが入っていくのか、正確な位置に注目する。たとえば、ストレートなラインなら6時の場所に入るが、左から右へ鋭く曲がっていくようなラインならば、9時の場所から入っていく。私はそれから少し後ろに下がって、スピードと読んだラインを合わせることを考える。これによって、すばやく、そして自信を持ってラインを固めることができるのだ。
3.一度決めたスピードは修正しない
《12秒~14秒》
最後の最後にためらってしまいやすいのは、スピードについてのことが多い。しっかりストロークすれば失敗しにくく、その逆も然りだが、スピードを変えることを完全に忘れてしまえば、ボールはもっとカップに沈むことだろう。私がパットを打つときは、2フィートオーバーするようにする。スピードを確認して、それにこだわるのだ。パッティングに向かう前は、そのスピードのこと以外は何も考えないようにするといいだろう。
4.入れ!
《15秒》
私がパットに必要な時間は約15秒だが、ときにはより大事なパットを打たなくてはいけないことがある。時間を使ってメリットがあるときだけ、いつもより入念にラインを決めるのだ。自分を疑ってはいけない。私が2010年ライダーカップのシングルスマッチで、最後の4ホールでバーディをとって引き分けに持ち込んだとき、私は時間を使ってカップの反対側からラインを考えた。それにより、自分の本能のままにパットを打つことができた。
PHOTOGRAPHS BY / J.D. CUBAN
米国ゴルフダイジェスト社提携
Used by permission from the Golf DigestR and Golf WorldR. Copyrightc 2011 Golf Digest Publications. All rights reserved
リッキー・ファウラー プロフィール
2010年のPGAツアー「新人王」。若手ならではの積極的なプレーとカラフルなウェア(最終日は必ず母校オクラホマ大のスクールカラーの「オレンジ」)でファン、マスコミの脚光を浴びた。初優勝は来季以降にお預けとなったが、強豪が揃った2試合で2位に入り、28試合の出場でトップ10入り7回と期待以上の活躍を見せた。更にキャプテン推薦で出場したライダーカップでは新人離れした勝負強さで米国チームに大貢献。アマチュア時代には世界ランキング1位の座を36週間保持。PGAツアー2戦目の「Frys.comオープン」でいきなりプレーオフに残る大健闘。最終日にエースを決めるなど、ここ一番での勝負強さはトップクラス。趣味はモトクロス。母方の祖父が日系2世で、ミドルネームは「ユタカ」。近く日本ツアーで姿を見られるか!?ラウンド前にはTwitterで必ず「Go Time!(さぁ、行くぞ!)」と呟いている。
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