JGTOトッププレーヤーが教える スコアアップの秘訣！

■タイプ（1）は内股、タイプ（2）は外股のアドレスを！

タイプ（1）は外側から内側に重心をかけて力を発揮するので、アドレス時には内側（膝の内側）を絞ったスタンスが安定します。そしてタイプ（2）の外旋タイプは体の外側に向かって力を発揮しますので、スタンスは若干蟹股気味で自然体で構えると良いでしょう。

※（写真左）間藤さんの場合は膝を内側に入れて絞った状態のほうがスムーズにスイングができます。（写真右）鷲津さんの場合は、膝を入れてしまうと窮屈になるので、外側に体重をかけないとスイングができなくなる

良くアドレスで両足の内側、親指に力を入れて踏ん張るようにと教えられてきた方も多いと思いますが、それはタイプ（1）のスイングです。タイプ（2）の人が無理やり内側に力を入れると腰や肩が回らなくなってしまいます。同じように、タイプ（1）の人が蟹股でアドレスした場合、腰が回らず肩が上がらなくなってしまいます。

これはスタンスだけではなく、上体の姿勢にも通じることで、例えば青木功さんのスイングのようにアドレス時に上体を小さく丸めるように打つのはタイプ（1）ですし、ジャンボ尾崎さんのように胸を大きく張った状態で構えるのはタイプ（2）となります。肩を回す時に、外から内、後ろから前に回しやすいのはタイプ（1）、前から後ろに回しやすいのがタイプ（2）になります。

ゴルフ以外のスポーツでも同じことが言えます。たとえば野球選手で説明すると、バッターボックスに入る前のイチロー選手は、膝を内側に入れて屈伸運動を行います。これは内旋の動きなのでイチロー選手はタイプ（1）となります。

次にもう2種類のタイプをご説明いたします。