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2010/07/07
ずばり問題点はクロスしたトップ。トップがクロスする→フェースが開いた状態で大きくインサイドからダウンスイングする→そのままではフェースが返らないので伸び上がりながら激しくリストを返す。そんな悪い流れにハマっている状態ですね。タイミングを合わせることが、非常にややこしく、安定したショットをキープするのが難しそうです。
トップに原因があると言われると、アベレージゴルファーはトップの形を直そうとします。しかし、トップの形はスイングは一連の流れの一コマであって、トップだけを直すことはできません。実は、アドレスから腰の高さ、さらには肩の高さまでの、テークバックを変えるだけで、トップは何も意識しなくても勝手に直るものなんです。
正直なところ、クラブも手首も腕も上半身もバラバラです。そこをなんとか、リストや伸び上がりを使ってうまくボールにアジャストしているんですね。帳尻を合わせるのがうまいんです。しかし、安定したショットを実現するための、世界の主流となっている考え方は、ヘッドを上半身の正面にキープすること。前腕にボールを挟んだハーフショットで、その感覚を焼き付けてください。
前腕にボールを挟んだ、腰から腰のハーフショットに慣れたら、今度は肩から肩までの振り幅で練習します。前腕にボールを挟んでいるので、今までみたいにリストを使うことはできませんよね。体を使って振っていくしかないなずです。さらに、ボールを挟むことによって、ヘッドは自然と上半身の正面にキープされます。
腰から腰、肩から肩、そして最後にフルスイング。このボールを挟んだ練習を繰り返すことで、リストを使わずに、ボディターンで振る感覚が養われます。インパクトからフォローにかけての瞬間だけを切り出すと、あたかも手首を返しているように見えますが、体の正面にフェースをキープした結果であって、実際は手首を一切使っていないんです。
さて、トップの形に関して、一切のレッスンはしませんでしたが、トップの形を見てみるとどうでしょう?大きく右前方にクロスしていた状態が、スクエア~ややレイドオフなトップに直ってしまいましたね。テークバックで大きく開くことがない→極端なインサイドアウトが軽減される→伸び上がったり、リストを返す必要がなくなる。これが、シンプルで安定感のあるスイングなんです。
「ゴルフ歴は25年ですが、アイアンが未だに不安定で、ダフったりするミスが多くて苦手意識が強いですね。トップで右脇が空いたり、インパクトで伸び上がるといった悪い癖は自覚していても、なかなか自分では直せないんです」
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