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2012/05/30
花井さんのアドレスは、ウィークグリップでなおかつ、腕とクラブの形が大文字のY字になってるんです。これは明らかに、リストターンタイプのアドレスですよ。インパクトでリストを強く返すタイプは、この方が掴まり過ぎないのですが、花井さんの場合は、この構えなのにボディーターンなんです。つまり、リストを返さないので、当然掴まらない。掴まらないから、アウトから降ろして調整してしまうわけです。
ウィークグリップに加えて、注意すべきポイントは、グリップとボールの位置関係です。Y字の構えでスクエアにセットアップすると、腕とクラブを一直線にしたときには、フェースがオープンになりますよね。このままリストを返さずに振ると、フェースが開いて当たるのは当然。一方、写真のように最初から腕とクラブを一直線にしておけば、フェースはクローズにキープされます。左手が甲側に折れた構えほど、フェースが開くということを覚えておいてください。
違和感があると思いますが、まずはアドレスをボディターンスイング用に修正しましょう。左のグリップをナックルが2つ見えるくらいにストロングに握ります。そして、腕とクラブが一直線になるように構えると、グリップエンドは左ももの内側あたりを指します。その状態でフェースをスクエアにセット。最終的に、腕とクラブが小文字のy字になっているはずです。ボールの位置も、今までよりずいぶん右にあるように感じられますよ。
小文字のy字アドレスにして、オープンフェースを制したなら、今度はフック系のボールが出るようになるはずです。しかし、これはシャットフェースをキープして振れるようになった証拠で、修正のプロセスがうまく行っている状態ですから、心配することはありません。どうしてフックになるかといえば、今までのスイングが、まだ完全にボディターンになっておらず、腰が回りきっていないから、引っかかるんですね。では、次にどうするか?
フェースをクローズにキープしているのに、体の正面でインパクトしようとすれば、リストが返ってチーピンは必至ですよ。花井さんのスイングは、まだ体の回転が中途半端で、フォローでは右足のかかとが上がりきっていないのがその証。ボディターンスイングは、ダウンスイングからターゲット方向に体を向けるように一気に回転させれば、写真のように右足は完全に爪先立ちになります。腕では掴まえ続け、体の回転によって逃がす感覚なんです。
ヘッドスピード40m/sくらいで、大きく飛距離を稼ぐには、やはりインサイドアウトの軌道でドローボールが理想です。とはいえ、インサイドアウトに振ることは意識しなくて構いません。アドレスを改善しフェースをクローズにキープしていれば、自然とアウトサイドインの軌道は軽減されて、インサイドアウトに変わってくるはずです。これまで、オープンになったフェースを外から降ろすことで調整していたのですが、その必要がなくなるからです。
「ドローからフェード系に変えたこともあると思いますが、最近飛距離が落ちてしまって、悩んでいます。手で上げないように心がけ、コンパクトなテークバックを意識して、フェードボールを打っているので、ミスしても掴まらなくて右。引っ掛けるようなミスはなくなりましたが、やはりもう少し飛距離が欲しいですね…」
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