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2012/10/10
インパクトの瞬間の数字では、平均1.1度のアッパーブローで、平均2.5度くらいアウトサイドインの軌道になっています。実は、7割ものゴルファーがこのアウトサイドイン軌道に陥っているんです。外からクラブを降ろしてしまうのは、インパクトでフェースが開いて当たっているからなんです。つまり、オープンフェースでインパクトをしがちなので、外から降ろして、まっすぐに飛ばそうとしてしまうのですね。
7割のゴルファーがアウトサイドインの軌道になる理由は、正しいハーフバックができていないということなんです。フェースが開いてしまったり、上半身、腕、クラブが一体になっていなかったり、皆、ダウンスイング以前のハーフバックで正しいレールから脱線してしまっているんです。テークバックでは、アドレス時と同様、胸の正面にシャフトとヘッドを保つことが肝心。今一度、練習のポイントをここに絞って改善すれば、ずっとスイングが安定してきますし、練習にも熱が入ってくるはずですよ。
山田さんの問題は、テークバックで胸の回転が少ないため、腕がすぐに胸の正面から外れてしまうことにあります。前腕にボールを挟んで、胸をしっかり回す感覚を覚えてください。ボールを挟んでいると、胸と腕をバラバラに動かすことはできません。胸、腕、クラブが一体になって上がると、ハーフバックでは胸がターゲットと反対方向に向くまで、しっかりと回りますよね。
ハーフバックで胸が十分に回ると、もうこれ以上は胸を回せないというところが訪れます。そこから、右肘をたためば、もうトップは完了です。体の正面にクラブを保ったハーフバックができていれば、トップでも体の正面からクラブが外れることがなく、ダウンスイングの軌道は、意識しなくても自然にプレーンに乗って降りてくるようになります。(右は矢野東プロ)
ハーフバックで胸が回らず、手だけで上げると、自分から見て右肘よりも左肘の方が高くなりがちです。しかし、胸と腕とクラブをアドレスの状態のまま、一体にして上げれば、左肘よりも右肘の方が高くなっているはずです。そして、ハーフバック時のフェースの向きは、これまでよりもっと下を向いている感じになります。ボールを挟んだ練習に加えて、時々肘の高さもチェックしてみてください。
ボールを挟んだハーフショットで感覚を掴んだら、今度はボールを挟んだフルショットにつなげていきましょう。一度ハーフバックで止めて、トップでもう一度止めて、そこからショットします。ハーフバックとトップでの、テークバックの感覚が今までとは全然違うはずです。ハーフバックでは大きく胸が回るので、ちょっとキツく感じるかもしれません。そして、トップでは逆に、腕はそれほど回らない感じになります。慣れてくると、ボールを挟んだままで、しっかりとフルスイングできるようになりますよ。
「コースでは必ず、右プッシュのOBが何回か出てしまい、それがスコアのまとまらない原因です。ベストは86ですが、ここ10年くらい更新できていません。練習は好きですが、ただ漠然と打っているだけだったので、だんだんと練習しなくなり、今に至っています。これを機会に、練習の課題を見つけて、また練習するモチベーションを高めたいところなのですが…」
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