ジミー チュウと初コラボ
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スイング軌道は、ほとんどのプロが属するインサイドアウト&アッパー軌道のAゾーンが理想ですが、アマチュアの47%は、アウトサイドイン&アッパー軌道のBゾーンに属しています。世のアマチュアの実に半分が、このタイプなのです。ともに同じアッパー軌道なのですが、実はその質が違います。Aゾーンはボールをヘッドの上がり際にセットすることでアッパーを生みますが、Bゾーンスイングの場合は、すくい打ちによるアッパー。石黒さんの場合も、テークバックで左足に軸が傾き、ダウンスイングで右足に軸が傾く、すくい打ちになっています。
石黒さんは2回目のご登場ですが、前回はテークバックでシャフトラインよりも下に引いて、大きくフェースが開く状態でしたね。このケースも、アウトサイドイン軌道を生むもっとも多い例でしたが、この点は改善されています。シャフトライン上に上がり、フェースが大きく開くことはないようです。しかし、アドレスの時点で、少し右肘が伸びて肩のラインが開いてしまっていますね。これもアウトサイドインに軌道に陥る原因なので、右肘が右腰を指すように軽く曲げて、肩のラインが開かないように注意してください。
スイング作りの第一段階は、肩のラインが開かないアドレス。そして、テークバックで正しいレールに乗せて、フェースが開かないようにキープすること。石黒さんは、アドレスを修正すれば、第一段階はOK。これを踏まえた上で、正しい軸回転ができているかを見てみましょう。石黒さんの場合、テークバックで軸が左足側に倒れ、ダウンスイングで右足側に倒れます。正面から見ると、肩のラインが上下し、胸が十分に回っていません。背骨に沿った軸回転ができていない証拠です。
このように、軸が倒れる人はテークバックで左足に体重が乗り、ダウンスイングからフォローにかけて、右足に体重が乗る、いわゆるリバースピボットです。言い換えると、平地で打っているにもかかわらず、左足下がりから打っているようなスイングになっているんです。おそらく、左足上がりのライでは、体重移動が逆になりにくいので、打ちやすく感じると思います。ラウンド中、ナイスショットが出た状況を振り返ってみてください。
背骨のラインの軸を保つといっても、それを意識して行うのは難しいのが実情です。そこで、意識すべきは右膝の角度。テークバックで軸が左に傾く人は、アドレスで軽く曲げた右膝がテークバックで伸びてしまうからなのです。ですから、軽く曲げた右膝の角度をトップまでキープすることを、まず意識しましょう。こうすると軸を意識しなくても、テークバックで軸が左に倒れる動きが改善されます。
右膝の角度のキープを踏まえた上で、リバースピボットを一発改善する方法があります。それは、バランスディスクなど柔らかいものに左足を乗せたドリルです。こうした用具がなければ、左足にマットをもう一枚敷くのも良いでしょう。こうすると、テークバックで軸が傾き左足に体重が乗ろうとする動きが封じられます。左足が高いので、フォローで右足側に体重が残りそうな感じですよね。しかし、実際はテークバックで十分に右足に乗れるので、フォローではその反動で、しっかりと左足に乗ることができるようになるんです。
「ドライバーはスライスもあるし引っ掛けも出ますが、とにかく全然飛ばないことが悩みです。ナイスショットしても220ヤード前後だし、体の回らない冬場は200ヤード程度になってしまいます。しっかり振れば、もう少し飛距離は伸びるとは思いますが、怖くてそこまでは振れないというのもありますね。それと、アイアンは引っかかることが多いのも気になります…」
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