レッスン・練習
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ロスの原因を知ってもっと飛ばしたい!

「ヘッドスピードに見合う飛距離が出ません」

「ヘッドスピードは45m/s前後だと思いますが、それに対してドライバーの飛距離は200ヤードくらいなんです。もう少しロスをなくせば、もっと飛距離を伸ばせる余地があると思うのですが・・・」(内田さん、ゴルフ歴20年)

【撮影協力】コナミスポーツクラブ府中

バックスピンはウェッジのよう・・・

数字で目に付いたのは、バックスピンが8000回転以上もあることですね。ウェッジのような回転数になっていて、これでは当然、飛距離のロスが大きくなりますよ。スイングを見たところ、トップでシャフトクロスしているのが気になります。

アイアンのようなダウンブローで当たってます

バックスピンが多いのは、クロスしたトップから、フェースが開いた状態で鋭角に降りてきて、ダウンブローで上から擦るように、当たっているからです。しかし、一体どこに原因があるのでしょうか・・・

テークバックで手を使い過ぎ

その原因は、テークバック始動直後に、腕のひねりと手首のコックを使って、インサイドにクラブを引き込むような動きが入ることです。

鋭角的にクラブが降りてくる

クラブをインサイドに引き過ぎることにより、トップではシャフトクロスします。逆にダウンスイングでは高い位置からコックがほどけないまま鋭角的に降りてきていますね。そして、ボールを上から擦ってしまうというわけです。

腰の高さまで手の動きを使わずに

鋭角的なダウンスイングを解消するには、まず腰の高さくらいまでのテークバックで、なるべくコックや腕のひねりを使わないこと。結構、違和感があると思いますよ。何故かというと・・・。

かなりアウトに引く感じがするからです

今まで、腕のひねりとコックでインサイドに引いていたので、手を使わずに真っ直ぐテークバックすると、かなりアウトに引いている感じがして、しっくり来ないものです。でも、そこは練習で慣れてくださいね。

正しいテークバックで鋭角的な軌道を解消

正しいテークバックでは、クラブが腰の高さに来たところで、フェースの向きと上半身の角度が平行になります。このテークバックができれば、鋭角的なダウン軌道はかなり解消され、フェースの開きも抑えられるはずです。

40m/s前後でも楽々200ヤード超え!

最初はスイングに違和感があるので、ヘッドスピードは落ちますが、飛距離はどうでしょう?40m/s前後でも、軽く200ヤードを超えましたよ。手を使ってクラブを引く癖を直して、正しいテークバックを身につければ、無理なく飛距離をアップできるはずです!

新井淳 インストラクター プロフィール

神奈川県出身。1977年生まれ。コナミスポーツクラブ新百合ヶ丘勤務。
ゴルフに必要なすべての要素をレベルアップさせる!をモットーに、スコアアップを目指すスクール生たちを指導。グローバルスタンダードなゴルフ理論を武器に、受講者のゴルフをより一層楽しいものへと昇華させる。

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