女子プロが選ぶ「最もパットがうまい選手」トップ3 PINGのあの選手が1位
女子プロにアンケートを行い、スイングなどの部門別ベストプレーヤーを選出してもらう恒例企画。第4弾は「最もパットがうまい選手」。ポイントシード選手(2024年メルセデスランキング上位50人)を中心に25人から得た回答をもとに、得票数TOP3とその理由を紹介する。
【3位】小祝さくら/4票<2024年平均パット数6位>
2024年賞金ランク2位の小祝さくらが3位にランクイン。竹田麗央は「構えてから迷いなくすぐに打つところが好き」と思い切りの良さを評価した。同年のパーブレーク率(バーディ以上でホールアウトする割合)は約22.3%で4位。ハイレベルな数字を残している。
<女子プロたちの声>
・「ラインによって球筋を分けているのがすごい」(原英莉花)
・「ロングパットがけっこう入っているイメージ」(上田桃子)
・「いつも安定して入るイメージで外さない」(尾関彩美悠)
・「構えてから迷いなくすぐに打つところが好き」(竹田麗央)
【2位】青木瀬令奈/5票<2024年平均パット数13位>
2位にはパット巧者の青木瀬令奈がランクインした。平均パット数では毎年安定して上位に入る。現在はジェイルバードミニのセンターシャフト(オデッセイ AI-ONE JAILBIRD MINI CS)を愛用中だが、パター巧者らしく、同じヘッドで長さ違いを数本持つ。ストロークの状態に合わせて、試合によって入れ替えている。
<女子プロたちの声>
・「長い距離でもどこからでもしっかり決めてくる」(小祝さくら)
・「難しいパットをしっかり入れてくるイメージ」(佐久間朱莉)
・「どのパットも全部どこからでも入りそう」(尾関彩美悠)
【惜しくもランク外】山下美夢有/3票<2024年平均パット数1位>
一票及ばずランク外の4位となったのは、2024年平均パット数1位の山下美夢有。ほかにもパーセーブ率1位、平均バーディ数1位、サンドセーブ率2位、リカバリー率1位、パーブレーク率2位とさまざまな指標で高い成績を残す。
<女子プロたちの声>
・「自信をもって強く打って行けるのがすごいと思う」(古江彩佳)
・「返しを打つのも早いし、なんでそんなに入るんだろうって感じ。自信があって、決め打ちが上手だなって思います」(永峰咲希)
【1位】鈴木愛/7票<2024年平均パット数9位>
“パットの名手”として知られる鈴木愛が堂々の1位に輝いた。2014年のツアー参戦から10シーズン連続で平均パット数トップ10を維持し、そのうち7回はトップ3入りを果たすなどその腕前は圧倒的。渡邉彩香は「ラインが読めるしいろんな打ち方ができる」とライン読みの技術を評価した。
・「一緒に回ると上手さを痛感。いつもすごいなって思う」(永井花奈)
・「読みが上手いし集中力もすごい。どちらかというと球をつかまえながら打っているイメージ」(上田桃子)
・「ロングパットも含めて全部入りそう」(渡邉彩香)
・「構えたら距離の長さが関係なく入りそう」(藤田さいき)
【おまけ】1票ずつだけど興味深い話だったので最後にご紹介
・臼井麗香/「距離感もいいし切れるラインのタッチの出し方もうまい。スタンスが狭いのもいい」(阿部未悠)
・大里桃子/「難しいラインから入るパターンが多い。これ入るんだってところからでも入れる。ロングパットが上手い」(河本結)
・森田遥/「いつも緩まない。フックもスライスも上手い。ストロークもすごい低いしイメージが出てる」(上田桃子)
・吉本ひかる/「すべてのパットが入りそうな雰囲気。ストロークがシンプルで、よれない球を打っているイメージ」(山内日菜子)