トヨタ「クラウン」

トヨタのフラッグシップモデル「クラウン」のキャディバッグ積載量を調査する。1955年の初代デビュー以来、日本を代表する高級セダンとして、歴史を紡いできたトヨタの基幹車種。2022年に登場した15代目はグローバルモデルとして開発された。初めに投入されたクロスオーバーに続き、セダン、スポーツ（ハッチバック）、エステート（SUV）と4つのボディタイプを展開する。今回、取り上げたクロスオーバーは、クラウンの従来イメージから大きく離れた、クーペSUVスタイルの大胆なデザインが特徴。パワーユニットは、2.4リッター直4と2.5リッター直4をベースとする、2種類のハイブリッドパワートレインを搭載する。

【調査ルール】
・キャディバッグを積んだ状態で、その本数と同じ人数が乗車できること
・キャディバッグはフルセット入った状態で、ドライバーなどを抜くのはNG
・後部座席にはみ出して積むのは安全性の観点からNG
・基本的に9.5型のツアーバッグを使用し、入らない場合スタンドバッグも使用

ラゲッジルームはどんな感じ？

奥行きがしっかりある

車体後部がなだらかに寝かされたデザインのため、一見ハッチゲートを備えているようにも見えるが、独立したトランクを持つ3ボックス。開口部はバンパーレベルから大きく開くが、フロアとは段差あり。トランクリッドのヒンジが、スペースにやや干渉している。長く取られたオーバーハングの左側にはくぼみが確保されているが、右側のスペースはバッテリーを搭載。ラゲッジ容量は450リットル。フロアに段差があるものの、奥行き深さともに十分なスペース。リヤシートの中央にはトランクスルー機能付き。

トヨタ「クラウン」のゴルフバッグ積載量を調査

1個目はとても簡単

ラゲッジの深さをいかして、左側ホイールハウスにヘッド部を収納した状態で搭載。

前傾姿勢で2個目を搭載

1個目の奥に、1個目と同じ向きで搭載。

ツアーバッグはやっぱりでかい

上段に右側がヘッド部になるように搭載。ツアーバッグだと3個が限界だった。

3個目はなるべく奥に入れ込む

3個目をスタンドバッグに変更し、2個のゴルフバッグの上に右側がヘッド部になるように搭載。トランクのヒンジに注意が必要。

4個目もヒンジに当たらないように注意

3個目と4個目を軽量スタンドバッグに変更することで、合計4個のキャディバッグを積み込むことができた。

調査結果

トヨタ「クラウン」のキャディバッグ積載量調査結果

クーペを思わせる流麗なスタイルを持ちながらも、十分な開口部が確保されており、カタログ値どおりツアーサイズのキャディバッグを3個を飲み込んでくれた。スペース的には4個目を搭載できそうだったが、トンラクのヒンジの干渉が大きく断念。それでもくぼみやちょっとしたスペースをギリギリまで追求しているのは、長い歴史を持つクラウンならではといえそう。

【動画】キャディバッグ積載方法（トヨタ編）

キャディバッグ積載量調査 トヨタ－TOYOTA－編

車両スペック

トヨタ「クラウン」

クラウン CROSSOVER G“Advanced”（2.5L HEV・4WD） 車両本体価格：510万円（税込）
ボディサイズ(mm)｜4,930×1,840×1,540
ホイールベース(mm)｜2,850
車両重量(kg)｜1,770
エンジン｜直列4気筒
排気量(cc)｜2.487
最高出力(kW〈PS〉/rpm)｜137〈1868〉/6,000
最大トルク(N･m〈kgf･m〉/rpm)｜221〈22.5〉/3,600-5,200
フロントモーター｜交流同期電動機
フロントモーター最高出力(kW〈PS〉)｜88〈119.6〉
フロントモーター最大トルク(N･m〈kgf･m〉)｜202〈20.6〉
リヤモーター｜交流同期電動機
リヤモーター最高出力(kW〈PS〉)｜40〈54.4〉
リヤモーター最大トルク(N･m〈kgf･m〉)｜121〈12.3〉

調査に使用したキャディバッグ

ブリヂストン キャディバッグ

ツアーバッグ（右）
ブリヂストン BRIDGESTONE プロレプリカモデル（CBG301）
型｜9.5型
対応長さ｜47インチ
口枠｜6分割
セパレート｜3分割
タイプ｜カート
素材｜（本体）合成皮革 （口枠）ポリエステルメッシュ
重さ｜4.5kg

スタンドバッグ（左）
ブリヂストン BRIDGESTONE 軽量スタンドモデル（CBG223）
型｜9.5型
対応長さ｜47インチ
口枠｜4分割
セパレート｜3分割
タイプ｜スタンド
素材｜ポリエステル、合成皮革
重さ｜2.5kg

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