見た目は“だいぶ” 中身は“ほんのり” やさしく進化したタイトリスト「GTS4」ドライバー

新製品レポート「GTS4」
「GTS4」はシリーズで最も重心が浅いロースピンモデル

「GTSシリーズ」が6月11日に発売。「GTS2」、「GTS3」、「GTS4」のラインアップのうち、最もロースピン性能を備えている「GTS4」に今回は注目した。前作「GT4」よりヘッドサイズが大きくなり形状もリニューアルされたようだが、性能はどう進化したのか?ギア知識が豊富なミタさんがヘッドの特徴を解説。飛距離性能、打感、構えやすさを、アスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打し、分析した。

ヘッド体積は460ccに。「TSi3」の形状を継承

新製品レポート「GTS4」
全て460ccとなったGTSシリーズだがモデルにより形状が異なる

【ミタさん】
今回紹介するのは「GTS4」。タイトリストの中でも最もアスリート仕様のロースピンドライバーです。

【シオさん】
4は難しいイメージですが、前作からデザインと形状がかなり変わりましたね。

【ミタさん】
今回の「GTSシリーズ」で最も変わったのが「GTS4」です。まずヘッド体積が430ccから460ccのフルサイズになった。形状はPGAツアー選手から評価が高かった「TSi3」をベースにしたようです。

【コウタロウ】
「TSi3」ですか!今でもタイトリストユーザーで使っている人が多い印象があります。当時、PGAツアーの使用率は圧倒的No.1でしたね。

新製品レポート「GTS4」
「GTS3」と同じウエートシステムが搭載され細かい重心位置の変更が可能

【シオさん】
調整機能も増えましたね。

【ミタさん】
はい。今回は「GTS3」と同じように重心ポジションを横方向に動かせるSureFit CGトラックを搭載しています。またヘッド後方のウエートを変えることによって重心深度も調整できます。

【シオさん】
今までの「4」はシリーズの中で少し別モノ感がありましたけど、「GTS」では「2」と「3」に近くなった印象です。

新製品レポート「GTS4」
「スピード・シンク・フェース」は安定した高初速を生み出す

【ミタさん】
ヘッド全体にコンポジット素材を使用した「フルサーモボディ」や、「スピード・シンク・フェース」でオフセンターヒットに強くなっているのも共通するテクノロジーです。

【コウタロウ】
形状やテクノロジーとしては「3」に近くなった感じですね。

【シオさん】
私は歴代の「4」は全く歯が立ちませんでしたが、今作はちょっと期待したいです。

ほんのりやさしくなりつつ超ロースピン性能は健在

新製品レポート「GTS4」
ロースピンですがドロップするほどではありませんでした(シオさん)

【シオさん】
構えたときの顔はすごく好き。決して難しすぎる感じはしませんし、タイトリストらしい洋梨形状のツアーモデルです。

【ミタさん】
打った印象はどうですか?

【シオさん】
見た目の予想通り、前作よりバックスピンが入って弾道は高くなりました。左右の曲がりに対してもやさしくなったのかなと期待したのですが、やはりそこは「4」ですね。決して甘くはありません。打点がズレたときは、「2」ほど助けてはくれなかった。

【ミタさん】
シオさんはそういったところで、もっとも寛容性のある「GTS2」がマッチしたんでしょうね。

新製品レポート「GTS4」
「GTS4」と「GT280 Mini Driver」の差もハッキリしましたね(コウタロウ)

【ミタさん】
コウタロウはどうでしたか?

【コウタロウ】
前作の「GT4」よりもスピン量の一貫性が見られ、整うという意味でのやさしさがあります。ただ、マニュアル感は健在で、ヘッドやフェースのコントロールがとても行いやすい。良くも悪くも少し開いたり、閉じたりしてしまうと如実に弾道に現れます。振りやすさやソリッドな打感があり、フィーリングの良さと低スピンの力強い弾道をしっかり継承しています。

【ミタさん】
ヘッドサイズが大きくなっても“らしさ”はしっかり残していますね。

【コウタロウ】
はい。特に初見で打たれる方は、このやさしそうな見た目と実際のシビアな弾道とのギャップに驚かれる方は多いと思います。まさに“羊の皮を被った狼”ですね。

新製品レポート「GTS4」
前に行く強さはしっかりありますね(コウタロウ/シオさん)

【ミタさん】
どんなゴルファーに向いていますか?

【シオさん】
形状は変わりましたけど、性能はやっぱり「4」。弾道の上下左右を意のまま操れるようなアスリートゴルファーや上級者向けのドライバーだと思います。自分のスイングでボールをつかまえて、しっかりボールが上げられるパワーがないと厳しい気がします。

【コウタロウ】
フェースコントロールに自信があって、打点がブレない人にはなってくるでしょう。前作「GT4」の性能は受け入れられるんだけど、もう少し見た目の安心感が欲しい。くらいのレベル感が間違いなさそう。

新製品レポート「タイト GTS4」
打ち出し角はやや低めだがバックスピンはそこそこ入るか

【ミタさん】
形状や調整機能は「3」に近づいた「GTS4」ですが、3機種の中で最も重心が浅いロースピン設計です。ハードに感じるドライバーかもしれませんが飛距離性能は間違いなくトップクラス。「GTS3」を打ってもつかまりすぎる、打球が上がりすぎるというパワーヒッターに使ってほしいドライバー。また、コントロール性能も高く、意図的にドロー、フェードが打ち分けやすいところも大きな特徴です。

【コウタロウ】
後方のウエートを少し重くして、もう少しやさしい「GTS4」で試してみたいです。

まとめ

新製品レポート「タイト GTS4」
やっぱり抜群にカッコいいですよね

試打したクラブのスペック

新製品レポート「タイト GTS4」
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ミタさん プロフィール

1978年生まれ。かつてのサッカー少年が父の影響でゴルフを始めたのは高校生のとき。2014年にゴルフテックに入社し、レッスンコーチ兼クラブフィッターとして活躍した。現在はギア知識を活かして、コンテンツの企画を担当。洋服や車など好きな「モノ」への探求心が人一倍強く、作り手の素材や製法へのこだわりが大好物。デニムやスニーカーへの知識も豊富。

コウタロウ プロフィール

1985年生まれ。「日本一の漫才師」を夢見た幼少期を経て、学生時代はゴルフに没頭。日本アマなどに出場した。日本プロゴルフ協会(PGA)ティーチングライセンスを取得した2012年にゴルフテックに入社。長年、レッスンコーチを務めていたが、現在はコンテンツに出たり、作ったりしている。ヘッドスピードは50m/s前後。持ち球はフェード。最近は四十肩との付き合い方を模索中。

シオさん プロフィール

1967年生まれ。GDOでは古参の編集部員。若い頃は小ぶりヘッドのドライバーとマッスルバックのアイアンを愛用していたが、近年ではミスに強く、飛ばせるギアを好んで使用している。ヘッドスピードは40m/s前後。ミドルアイアンでグリーンに止まる球が打てないことが最近の悩み。持ち球は低めのドロー。平均スコアは80くらい。

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