「低スピンで飛距離を伸ばせる安定系」キャロウェイ ローグ ドライバー
安定したヘッド挙動で万人受けしそうな性能
【ミヤG】
どーも、はじめまして。前回までのミーやんに代わりまして、今回から試打担当になった「ミヤG」です。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネのゴルファーです(笑)。どうぞよろしくお願いします!
【ツルさん】
こちらこそ、よろしくお願いしますね。さて、今回試打するのはキャロウェイの「ローグ ドライバー」。アメリカではレギュラーモデルとして発売されていますが、日本では数量限定で展開されているモデルです。ヘッドの投影面積は「ローグ スター ドライバー」のほうが大きいですが、こちらもヘッド体積は460ccあります。構えてみると、けっこう大きく見えて安心感のあるヘッドですよね。
【ミヤG】
ヘッド後方が平べったくて、今どきのドライバーの形状ですね。では、打ってみます!
【ツルさん】
ミヤGが打つと、見事なスライス弾道ですね。データを取ったときこそ曲がりが少なかったものの、何度打っても安定して右に曲がっています(笑)
【ミヤG】
いい感触の当たりなのに、どうも球がつかまらない…。このコーナーで僕の初めての試打なのに、こんなにうまく打てないなんて恥ずかしい(笑)。なんででしょうかね?
【ツルさん】
この「ローグ ドライバー」にはネックに調整機能が搭載されていますが、スタンダードな状態だとフェースが少しオープン。スライサーのミヤGには、球をつかまえづらいでしょうね。でも、自分のドライバーでは多すぎたスピン量が「ローグ ドライバー」では抑えられて、飛距離も30ヤードくらい伸びてますよ!これはいきなり買い替えちゃいますか?(笑)
【ミヤG】
いやいや、たしかに飛んでますけど、こんなに右に曲がったらコースでは使えないですよ(笑)。それに平べったい形もどうも苦手でして…。それにしてもツルさんが打つと、めちゃまっすぐ! それによく飛んでますね~。
【ツルさん】
ロフト角9度だと打ち出し角が確保できなかったので、プラス1度に調整してロフト角10度で打ちました。特筆すべきは、これだけスピン量が少ないのに、ヘッド挙動に安定感があってストレート弾道を打ちやすいところ。2本の柱「ジェイルブレイク テクノロジー」の効果なのか、ボールスピードも速い! 飛距離のポテンシャルが高いドライバーですね~。それに扱いやすい!
【ミヤG】
ツルさんのようなドローヒッターが扱いやすいドライバーなんですかね?
【ツルさん】
そんなことないと思いますよ。ヘッド性能はニュートラルなので、万人受けすると思います。ただし、“超”が付くほど低スピンのドライバーなので、球が上がりづらいと感じる人はいるかも。「ローグ スター ドライバー」のヘッドが大きすぎると感じている人や、ネックの調整機能を重視する人、以前に使っていたキャロウェイのシャフトを再利用して使いたい人なら、間違いなく買いのドライバーだと思います。「ローグ サブゼロ ドライバー」や「エピック スター ドライバー」よりも断然簡単に打てちゃいますよ。
■ 試打したクラブのスペック
キャロウェイ ローグ ドライバー
●ロフト角:9度 ●シャフト:スピーダー エボリューション for CW ●フレックス:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ピン G400 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:アッタス クール 5 ●フレックス:S
ツルさん:テーラーメイド M2 ドライバー(2017年モデル)
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:ファイアーエクスプレス TP-V NX 75 ●フレックス:S
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。