キャロウェイの低スピン1W「ローグ ST MAX LS ドライバー」を試打

【ホッシー】
「ローグ ST MAX LS ドライバー」は、ロースピン弾道を打ちやすく設計されているモデル。本シリーズの中ではヘッド後方部が短くなっていて、すっきりとして見えますが、構えたときに不安になるほど小ぶりには感じないですね。

スタンダードモデルの「MAX」に比べるとヘッド後方が短く、操作性が良さそうな雰囲気

【ツルさん】
ローグSTシリーズに共通している部分ですが、従来よりもクラウンがフラットになっているので構えやすいし、テークバックもしやすく感じられて好印象。ソールの据わりも良くて、早く打ってみたくなるドライバーです（笑）。さっそく、ホッシーから試打をどうぞ！

【動画】ホッシーとツルさんが「ローグ ST MAX LS ドライバー」を試打検証

ホッシーの「ローグ ST MAX LS ドライバー」試打データ

【ホッシー】
打ってみると、めちゃロースピン！ ナイスショットするとスピン量が1500回転ぐらい。フェースが開いて右にフカしたような球でも2200回転ぐらいでした。僕はもともと弾道が低くてスピン量が少ないタイプなので、ロフト9度のモデルだと超・低スピン弾道になります。そのうえボールスピードが速いから、めちゃ飛んでいます！！

【ツルさん】
ホッシーがナイスショットすると、弾道計測値で300ydを超えました！ この「ローグ ST MAX LS」でついにホッシーの最長不倒距離が出ましたよ。あくまでも計測器の推定値なのでランが多く計算されていますが、大きな可能性を秘めているドライバーですよね。

ミスへの許容範囲が広いのはAI設計の新「フラッシュフェース」の恩恵か

【ホッシー】
ロースピンモデルですが、意外と寛容性もあるように感じました。弾道の左右ブレがそこまで大きくならないし、キャロウェイの「フラッシュフェース」のおかげだと思うのですが、打点がズレてもボール初速があまり落ちません。ツルさんは、打ってみてどうですか？

ツルさんの「ローグ ST MAX LS ドライバー」試打データ

【ツルさん】
昨年僕が使っていた、前作にあたる「エピック MAX LS ドライバー」と比べると、球のつかまりが良くなっているように感じました。「エピック MAX LS」はフェードバイアスのモデルでしたが、「ローグ ST MAX LS」はストレートバイアスぐらい。兄弟モデルの「ローグ ST MAX ドライバー」ほど球がつかまるモデルではないけれど、適度につかまえやすいです。あと、ホッシーが言うようにスピンが少なく、それでいて寛容性が高いところが魅力的。打感や打音もいいと思います！

【ホッシー】
注意点があるとすれば、ロースピンゆえに球が上がりやすいモデルではないこと。僕が自分で購入して使うなら、ロフト角は10.5度にします。

【ツルさん】
比較的やさしく打てるロースピンモデルですが、「ローグ ST MAX」のほうがミスヒットしたときの曲がり幅を抑えられるし、直進性は高いです。「ローグ ST MAX」でも十分に低スピン弾道を打てるので、多くのゴルファーはそちらでいいんじゃないかと思います。それよりもっとスピン量を抑えたい人、球筋を操作したい人、「ローグ ST MAX」で左へのミスが出てしまう人は、こちらの「ローグ ST MAX LS」をチョイスするといいでしょうね。

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曲がりをある程度抑制してくれつつ、低スピンの高初速弾道が打てる。球が上がりにくい人は10.5度をチョイスするのが◎

■ 試打したクラブのスペック

キャロウェイ ローグ ST MAX LS ドライバー
●ロフト角：9度 ●シャフト：TENSEI 5 for Callaway ●硬さ：S

■ マイクラブ情報

ホッシー：テーラーメイド SIM MAX ドライバー
●ロフト角：10.5度 ●シャフト：Diamana TB 50 ●硬さ：S

ツルさん：タイトリスト TSi3 ドライバー
●ロフト角：10度 ●シャフト：VENTUS BLUE 6 ●硬さ：X