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日本シャフト特集
2021/11/15

こだわり派も納得! 最新アイアンの能力を引き出す「N.S.PRO MODUS3 TOUR 115」の性能とは?

連載:ゴルフシャフトの“新定番”を生み出す熱きリレー

アイアンにこだわるゴルファーにも意識の変化

日本シャフト モーダス3ツアー115 ミズノの片山がアイアンの性能についてのこだわりを説明する(撮影:岡崎健志)
ミズノの片山がアイアンの性能についてのこだわりを説明する(撮影:岡崎健志)

タイトリストと同様に、「ツアー115」を最新モデルに採用したのがミズノ。「アイアンはターゲットを狙うクラブ。飛距離性能より、弾道の美しさが重要だ」というようなこだわりを持った上級者が世界中で愛用していることで知られる日本メーカーだ。

ミズノのマーケティング担当をする片山直はこう語る。
「弊社では、向上心を持ち、ゴルフに対して真摯に向き合うプレーヤーを“エリートゴルファー”と呼ばせてもらっています。そういった方々は、アイアンの形状や打感にこだわりを持ち、特に軟鉄鍛造モデルを使用するケースが多いです。ただ最近は、そんなゴルファーの中でも、『もう少し飛距離が欲しい』というような人が増えているのが現状です」

このような声を受け、最新の「ミズノプロ」シリーズでは「ミズノプロ 223」というモデルをラインアップした。最大の特長は、4番から7番に、高強度のクロムモリブデン鋼を採用していること。反発性能が高い素材を使ってフェースを薄肉化し、飛距離性能を高めている。クロムモリブデン鋼は、今まで「JPX」シリーズのアイアンには採用されていたが、上級者が好む「ミズノプロ」シリーズでは初めてだ。

初速アップと高弾道の両立のために必要なシャフト

日本シャフト モーダス3ツアー115 初速と打ち出し角の二律背反を解決するために必要な性能とは?(撮影:岡崎健志)
初速と打ち出し角の二律背反を解決するために必要な性能とは?(撮影:岡崎健志)

クロムモリブデン鋼で飛距離性能を高めた「ミズノプロ 223」だが、単純に飛ばしに特化したモデルにはしないのが、『ミズノプロ』というブランドの矜持となる。ミズノらしい打感の良さはキープしつつ、弾道をコントロールするイメージが湧くコンパクトなサイズ感、考え抜かれた形状で、こだわりの強いゴルファーを唸らせる完成度をどこまでも追求している。

反発性能の高い素材で初速アップを狙いつつも、上級者ゴルファーが好む見た目や打感も求めた「ミズノプロ 223」だが、さらに弾道の高さを求めた。ボール初速と打ち出し角は二律背反の関係にあり、初速を求めれば求めるほど、弾道が低くなる。ミズノファンが愛する「アイアンらしい美しい弾道」が打てなくなる傾向にあるのだ。

ターゲットは100切りゴルファーからPGAプロまで

日本シャフト モーダス3ツアー115 プロからアマチュアまで広く定番となるポテンシャルを秘める「モーダス3 ツアー115」(撮影:岡崎健志)
プロからアマチュアまで広く定番となるポテンシャルを秘める「モーダス3 ツアー115」(撮影:岡崎健志)

そんな時に出会ったのが、開発を終えたばかりの「ツアー115」だったという。「シャフト先端部がわずかに動く挙動で球を上げてくれ、115g前後の重量帯もターゲット層にピッタリです。これまで120gを超えるスチールシャフトを使っていたゴルファーが、よりスピーディーに振れるので、ヘッドスピードも上がり、弾道はより高くなります」と片山は解説してくれた。飛ぶヘッドのジレンマともいえる高さの問題をシャフトが補ってくれるそうだ。

「ツアー115」のシャフト特性について、栗原はこう補足する。「『モーダス3』シリーズの『ツアー120』や『ツアー130』は、個性的な挙動で打ち手を選ぶモデルでもあります。一方で『ツアー115』は良い意味でクセがなく、素直なフィーリングです」。クラブメーカーが標準シャフトに採用しやすい特徴といえそうだ。

標準シャフトの理想は、幅広いゴルファーにマッチすること。「ツアー115」の中庸な挙動と重さは、多くの人が振りやすさを感じるはずだ。そしてクラブ開発のこだわりとして“ミズノらしさ”を維持できたこともあってか、片山の耳には早くも、「ミズノプロ 223」をテストしたPGAツアー選手からの関心を伝える声も届いているという。懐の広い「ミズノプロ223」とそれに最適な「ツアー115」の組み合わせは、プロからアマチュアまで広く定番となるポテンシャルを秘めている。

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