ボール初速と方向性のバランスがフィッティングのポイント

今回テスターが選んだシャフトは・・・
【フジクラ ランバックス タイプS 55-R】

関プロ「このシャフトはもともとタイミングがとりやすいとツアープロでも人気があるシャフトです。適度なつかまりとタイミングのとりやすさがこの数値を生んだんでしょうね。もう少し弾道が高いと理想ですが、ボール初速、飛距離もしっかり出ていますし、わずかなスライススピンで疲れてきても強いフックの確率もグッと減ると思います。」

クラブを替えるときは、フレックスに注意

今まで使用していたメーカーさんの純正シャフトはカスタムのシャフトより同じ硬さ表記でも柔らかめです。同じぐらいの硬さを求めるならカスタムシャフトでは純正シャフトよりワンフレックス柔らかいものを選ぶと良いでしょう。

関プロ「クラブフィッティングで私が最も注視する項目がボール初速です。同じ条件で打ち比べし、ボール初速が出ないシャフトは、その人の飛距離のポテンシャルを引き出せないシャフトですからどんなに真っ直ぐ飛ぶシャフトでもおすすめしません。それぞれのゴルファーの最大の飛距離と方向性を追求するのがフィッティングです。ただ曲がらないクラブを作るなら短くすれば良いだけですからね。今後もいろいろな方のフィッティング事例を紹介したいと思います。お楽しみに。」

【取材協力】
スポーツオーソリティ 幕張新都心店（ゴルフシミュレーター＆シャフトミュージアムを完備）
https://www.sportsauthority.jp/

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