HOT LISTのメダリストに輝いた“イケメン”アイアン特集
試打を終えて・・・“イケメン”アイアン特集の座談会 Part 1「現代マッスルバックの性能は?」
【GDO】今回の6モデルは、どれもヘッド形状がシャープな中・上級者向けのモデルです。マッスルバックも3モデルありましたが、打ってみてどうでしたか?
【竹松】ミズノ「MP-4 アイアン」や、ヤマハ「RMX ツアーモデル MB アイアン」は、典型的なマッスルバックで手厳しい感じがしましたね。自分が意図したとおりにヘッドが動いてくれるけれど、そのぶんブレやすいし、ミスしたときに拾ってくれません。いわゆる上級者向けのモデルだと思いました。
【塩川】私はゴルフ経験が長いですが、昔はこういったマッスルバックのアイアンしか選択肢がありませんでしたし、もっとヘッドが薄っぺらかった・・・。その当時と比べると、現代のマッスルバックはずいぶん球が上がりやすくなっていて、やさしく打てるとは思います。とはいえ、今は他にもっとやさしいアイアンがたくさんありますから、それらと比較すると、やはり難しいですよね。
【市川】球は上がってくれるので、誰が打っても意外と打てると思えるでしょうね。けれど、竹松さんが言うように、こういうモデルは意図していないときに曲がってしまうミスが出やすいです。もともと70台のスコアでラウンドできて、球筋を操作するタイプのゴルファーでなければ、わざわざ使う必要がないでしょうね。個人的には、こういうシャープで操作性のいいモデルが好みですし、自分でも使いたいですが。
【竹松】ヨネックス「チタンハイブリッドマッスルバックアイアン」もシャープな形状のアイアンでしたが、ミズノやヤマハよりは打ちやすかったです。シャフトとのマッチングのせいかも知れませんが、思ったところに球を運べたのがヨネックスでした。
【塩川】私は、ヨネックスがいちばん打ちづらかったです。芯が狭くて、思ったような飛距離も得られませんでした。打感も少し硬いようにも思いました。このモデルには、ヘッド内部にチタンが入っているそうですね。
【市川】見た目はシャープなマッスルですが、フォージドヘッドのなかにチタンが入っていて、そのせいか独特の弾き感がありました。けれど、チタンが入っているからといって特別に飛ぶわけでもないし、キャビティのようにミスに寛容かと言われると、そうでもない。どうも評価しづらいモデルでしたね。
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