クラブを計測してみると？

クラブを計測してみるとスライサー向けに作られたドライバーだといえる

スペック的にはかなりスライサーを意識したドライバーだ。フェース角は10度Rが0.75度フックで、9度Sが1.5度フック。ライ角はどちらも約61.5度と超アップライト。重心角も27.5～29度と非常に大きくなっている。ニュートラルの設定だが、試打した感じでは真っ直ぐ振った時に、軽いドローボールになった。

シャフトについては、Rの振動数が226cpmでSが248cpm。SRの設定があるから、RとSの硬さのレンジが広がっているのだろう。Rはゆっくり振るほどシャフトはタイミング良くしなり戻り、インパクトゾーンで心地良い加速感を味わえる。Sは手元側がしっかりしているが、先端側はR同様、軟らかめ。普通にスイングしてもシャフトのしなり戻りでヘッドがアッパーに動きやすい。Sも高弾道を意識したシャフトだ。

長さはメーカー表示、実測値とも44.75インチ。クラブ重量はRが300.7グラムでSが303.8g。45インチ換算にすると297～300グラムぐらいの感じになる。45～55歳で平均的な体力のある人と相性がいい重さだ。

クラブ測定データ