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ヤマハ インプレスX 4.6 D r.p.m

打ってみると?

試打クラブは10度の純正RシャフトとSシャフト(MUX-409D TypeII)。クラブ重量はどちらも約290gでバランスがC9.5。長さは45.25インチ(ヒールエンド法で計測)。硬さの目安となる振動数はRが226cpmで、Sが237cpm。軟らかめの設定で、ワッグルすると手元がクイッとしなる。リアルロフトを計測すると、表示10度に対してリアルロフトは約12度。フェースの向きは+2.5度。アドレスすると、フェースは目標よりも左を向く。見るからに捕まりの良さそうな顔付きだ。

フェースが薄べったいので、普段よりも5ミリ低めにティアップして打ってみると・・・1球目から軽いドロー弾道。従来モデル同様、ダウンからインパクトにかけてヘッドが返りやすい。投影面積の大きなヘッドだが、相変わらず重心距離は短めなのだろう。

スピン量はフェースセンターで捕らえると、2500~2800回転。吹き上がる感じはまったくなく、放物線弾道でボールが飛んでいく。メーカーの意図通り、前作に比べると重心位置は低く、低スピン弾道が打ちやすい。ちなみに、フェースのチョイ上で捕らえると、スピン量は2200回転。シャローフェースにも関わらず、スピンが少ない球を打てる。アウトサイド・イン軌道でインパクトでフェースを開いて打つと、さすがにスピンが増えてくるが、それでも前作に比べるとスピンは確実に減っている。吹き上がって飛距離をロスしている人が使えば、キャリーとランで飛距離を稼げるドライバーだ。

フェースは球離れが早めの弾き系。カキーンという金属音は、ヘッドスピードが遅くても堪能できる。音響メーカーだけあって、音も上品で心地良い。シャフトもヘッドに負けず劣らず捕まり系。切り返しで手元が大きめにしなり、インパクトゾーンでは先端がヒュンと走る。典型的なダブルキックポイント。インサイドからあおって打つと捕まり過ぎる怖さがあるが、シャフトが自然にタメを作ってくれる。300gを下回るので、クラブの軽さが少し気になるが、切り返しでヘッドの重みを感じやすく、体を使って振り切れる。

クラブを計測してみると?
ヤマハ
発売日:2008/11 参考価格: 77,700円

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