ミズノ MP CRAFT S-1 ドライバー
打ってみると?
試打クラブは9.5度S。シャフトはミズノ純正クワッド6とクワッド7のバットスタンダード。名前が示す通り、6は60g台で7が70g台。バットスタンダードは手元をそれほど硬くしていないタイプだ。実際、ワッグルしてみても、手元から中間のしなりを感じやすい。振動数はクワッド6が257cpmでクワッド7が267cpm。6と7では重さが10g異なるだけでなく、硬さも結構異なっている。クワッド7の方はかなり硬めの設定で、SというよりはXに近い。長さはヒールエンド法計測で44.75インチ(メーカー公称値は45インチ)。バランスはクワッド6の方がD1で、クワッド7の方がD2。クラブ重量はクワッド6が312.3gでSが323.6g。スペック的には、どちらも今どきのドライバーの中では重量級の部類に属する。
ヘッドスペックは、フェース向きはどちらもオープンフェース。計測するとマイナス1.5度。ラウンド感が強いこともあって、アドレスすると、フェースは目標よりも少し右を向く。リアルロフトも非常に厳しく、9.5度表示でリアルロフトが約9度。(すべて実測)。
まずはクワッド6が装着された9.5度Sから打って見ると・・・ハードヒッター向けにしてはやや高めの金属音とともに、ライナー系の弾道でボールは前に前に飛んでいく。ストレートボールを意識してスイングすると軽いフェード弾道。オープンフェースに加え、ダウンからインパクトにかけてヘッドが返りづらい。ヘッドは小ぶりだが、シャープにヘッドが返る挙動は感じられない。重心位置が浅めで、重心角が小さいのだろう。その影響で、インサイドからあおって打ってもチーピン弾道になりづらい。反面、フェースを開いてテークバックしてアウトサイド・イン軌道で打つと、強めのスライスボールが出やすかった。
インパクトの感触はアスリート向けにしては球離れが早め。そして音は金属的で弾き感が強めだ。芯で捕らえるとボールが勢いよく飛び出しスピンも適度に入る。ただし、打ち出し角が低めなので、ボクのヘッドスピード(約46m/s)だと、吹き上がる感じにはならない。
フェースはややシャローなので、ティアップをいつもの高さにして打つとオートマチックにフェース上部に当たり、スピン量は2400~2800回転。フェースセンターで打つとスピンがやや増えることを考えると、重心位置はそれほど低くなさそうだ。
クワッド7に持ち替えると弾道はさらに低め。内野手のすぐ上を飛ぶセンターライナーのような弾道キャリーよりもランで飛ばしたくドライバーだ。シャフトはクワッド6、7とも切り返しで手元から中間部分がしなり、ダウン以降はゆっくりしなり戻るタイプ。インパクトゾーンで先端部分の走り感が少ないので、自分のパワーでしっかり振り抜きたい人と相性が良さそうだ。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー