クラブを計測してみると？

ヘッドとシャフトが脱着でき、フェースアングル、ライ角が変更できる。きちんと装着が完了したときにはランプが点灯する

リアルロフトは11.5度（表示10.5度）で、フェース角は＋0.5度。ライ角度は64.5度かなりアップライトなスペック。重心アングルは23.5度で、今どきのドライバーとしては平均的だ。重心距離もやや長めなことが影響しているため、ヘッドの挙動はフェースがゆったり返るタイプ。捕まりを求めるには強めのフックフェースにセッティングした方が、イメージ通りの弾道が打ちやすい。

シャフトについては、市販のバサラに比べるとかなり軟らかめの仕上がり。中間部分が軟らかく、先端側もしなりを感じやすく仕上がっている。トルクも適度にあるタイプだ。切り返しでは中間部分がグイッと大きくしなってヘッドの重みを感じやすく（タイミングが取りやすく）、ダウンからインパクトにかけてはややスローにしなり戻る。先端側も軟らかめなので、ヘッドがアッパーに動きやすく、オートマチックに高弾道を打てる。長さは実測値で45.5インチ。クラブ重量は296.6グラム。45インチ換算すると300～305g前後の仕上がり。バランスはD1。35～55歳ぐらいで、体力が平均な男性にちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ