クラブを計測してみると？

「レッドオリジナルフレックス050」は手元がしっかりしていて、中間から先端が軟らかい

10.5度でリアルロフトが11.25度。フェース角が±0度なことも影響しているが、アベレージ向けモデルにしてはリアルロフトが立ち気味だ。ライ角度は60.5度とアップライトで捕まり重視。重心角は23.5度と平均的だが、実際に振ってみるとヘッドの返りやすさを強く感じる。

シャフトについては、標準装着の「レッドオリジナルフレックス050」は手元がしっかりしているタイプ。中間から先端側にかけてしなりを感じやすく、インパクトゾーンでは心地良い弾き感を味わえる。ただし、ヘッド同様、シャフトもアベレージ向けにしてはややハードな設定。「M-40」のシャフトを使いこなすにはいつでも40m／s出せるパワーが必要な感じがした。メーカー値ではトルクは多めだが、実際に振るとねじれ感が少ない。これも、シャフトのしっかり感につながっているようだ。

長さは実測値で46インチ。クラブ重量は純正「M-40」で285.6グラム、バランスはD1。長さ46インチでこのバランスを考えると、ヘッドはやや軽めに仕上がっている。45インチ換算すると295g前後。50歳以上で、体力が平均的もしくは平均以下のゴルファーや、パワーがある女性のちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ