クラブを計測してみると？

純正シャフト55W（S）の振動数は235cpm。中間部分が大きくしなる

ロフト表示が10.5度で、リアルロフトが11.75度。フェース角は±0度とスクエア。ライ角は56.5度とかなりフラット。重心角は24度と平均的なスペック。形状的に重心距離がやや短くなるタイプのドライバーで、実際試打してみても重心距離が長い（ヘッドが返りづらい）タイプではなかった。また、重心アングルが大きくなく、そして重心もそれほど深く感じないタイプなので、ヘッドの操作性が良い。マニュアル感覚で使えるドライバーで、球筋を打ち分けやすい。

シャフトについては、標準装着の「55W」は中間から先端がしなるタイプ。実際に打つと、切り返しで中間部分が大きめにしなり、しなり戻りはスロー。トルクも適度に感じるので遊びが多く、スイングが乱れてもシャフトの挙動は安定している。

長さは実測値で44.75インチ。クラブ重量は純正Sで309グラム、バランスはD2.5。45インチ換算すると307g前後。30～55歳ぐらいで、体力が平均的な男性、長尺ドライバーよりも普通の長さを好むゴルファーと相性がいいスペックだ。

クラブ測定データ