クラブを計測してみると？

標準装着の「FUBUKI TP63」は手元がしっかりしている。切り返し時は中間部分が少ししなる

フェース角が－1.75度。ノーマルよりもオープンフェースで左に行きづらい顔付き。ライ角は59.75度はややアップライト。重心距離もかなり長め。ライ角度を除けば、左に行きづらいスペックだが、実際に打ってみると見た目よりはつかまる。重心角は21.5度と小さめだが、重心深度が深いのが影響しているようだ。スライサーがドローを打てるタイプではないが、インサイドからヘッドを入れていくとドローを打っていける。また、真っ直ぐ打てば、ストレートから軽いフェード弾道が打てるドライバー。反面、フェースラウンドがついているが、球筋を打ち分けやすいほどヘッドの操作性は高くない。

シャフトについては、標準装着の「FUBUKI TP63」は手元がかなり硬め。アフターマーケットの「FUBUKI」とはまったくテイストが異なり、切り返し時には中間部分が少ししなるタイプ。しなり戻りはややスロー。ゆったり振るよりも、自分のパワーを出して叩きたくなるシャフトだ。そして、実際にスイングすると振動数よりも少し硬く感じる。

長さは実測値で45インチ。クラブ重量は標準装着のS（FUBUKI TP63）で314.1グラム、バランスはD3。25～50歳ぐらいで、体力が平均以上なゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ