ミズノ
クラフトマンシップのこだわりを継承
発売日:2010/11/12 参考価格: 86,400円
ミズノのプロ、アスリート向けブランドである「MPシリーズ」。「MPクラフト425」の設計思想を継承して登場したのが「MPクラフト425+」だ。ヘッド体積は425CCと小ぶりだが、構えると体積以上に小さく感じる。フェースはそれほど分厚くないが、バックフェース側が非常に高いため、塊感が強い。フェースも面長でなく小顔。丸型形状のヘッドはフェース面が適度にラウンドしており、全体のフォルムは引き締まっている。マッスルバックのアイアンを構えた時のようなシャープな印象をゴルファーに強くアピールしている。
リアルロフトとフェース角はかなりシビアで、9.5度表示でリアルロフトが9.5度。フェースの向きも開き気味で、構えただけで「叩いても左に行かない」オーラを強く出している。パワーがあるフッカー好みで、非力なスライサーには手に負えない顔付きである。 ヘッドはかなりハードな感じだが、シャフトはさほどハードではない。純正Sシャフトはワッグルすると中間部分がクイッと大きめにしなる。振動数も250cpmとアベレージ向けのSに近い。
ハードでシビアなヘッドに、やさしいシャフトの組み合わせ。実際の性能、フィーリングがプロ、アスリート向けなのかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。