クラブを計測してみると？

正しくグリップできるように、左手の位置がわかるカラーリングが施されている

9.5度表示でリアルロフトが11.5度。アベレージ向けだけあってロフトが多めの設定だ。フェース角は±0度。ライ角はソール形状が独特なこともあって、計測値55.25度とかなりフラット。重心アングルは24度と平均的な数値よりもやや上回る。重心距離がそれほど長くないこともあり、捕まり具合はニュートラル。体積455CCある割には、ヘッドも返していきやすい。

純正のSシャフトはアベレージ向けにしては、やや硬め。振動数は248cpmとそれほど多くはないが、実際に振ってみるとしっかり感がある。中間部分のしなりが大きめなので粘り系だが、インパクトゾーンではシャフトがムチのように鋭くしなり戻る。タイミング良く振り切れると、シャフトのしなり戻りでヘッドスピードを上げていける。

長さはメーカー値、実測値とも45インチ。クラブ重量は308.4gでバランスがD0。30～60歳ぐらいの男性で、体力が平均的、もしくは平均以上の人と相性が良いスペックだ。

クラブ測定データ