グラファイトデザイン ツアーAD DJ
2011/01/11 10:00
シャフトの特性をズバリ
ツアーADシリーズの最新モデル、DJシリーズ。基本設計は昨年登場したDIシリーズと同じだが、よりアマチュア向けにモディファイしているのが特徴。DIシリーズ同様、DJシリーズにも先端部にはナノテク素材が採用されているが、先端側の剛性が独自設計となる。DJシリーズの方がやや先端がマイルド。これにより、捕まりの向上を狙っている。ただし、同社のツアーADのMDシリーズやEVシリーズに比べると、先端部分の剛性は高めだ。
スペック計測してみると・・・60g台のSと70g台のSで硬さの設定がハッキリ違うこと。60g台のDJ-6は振動数が262cpmに対して、70gのDJ-7は269cpm。体感的にはハーフフレックスぐらい硬さが異なる。また、DJ-6のSRはSに比べると軟らかめの設定。249cpmというのはハーフフレックス以上の差がある。メーカー純正シャフトのS相当と同じぐらいの硬さだ。
そして、3本ともセンターフレックス値はやや低め。メーカー側は弾き感の強さをアピールしているが、シャフト剛性分布的には弾き系ではなく、やや粘り系。センターフレックス値は全体的には軟らかめなのだ。
スペック的にはDJ-6のSがちょうどいい人には、DJ-7のSはハードに感じるだろう。また、DJ-6のSRはSよりも0.5フレックスではなく、1フレックスぐらい軟らかく仕上がっている。