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ブリヂストン ツアーステージ PHYZ ドライバー

打ってみると?

試打クラブはロフト10.5度。シャフトは純正のPZ501WのS。10.5度表示でリアルロフトが13.5度。フェースアングルは+1度。ボールの上がりやすさと、捕まりの良さを視覚的にもアピールされている。シャフトの硬さの目安である振動数は234cpm。Sにしてはかなり軟らかい。クラブ重量は287.4gでバランスがD1.5。長さは表示が46.25インチで実測で46インチ(ヒールエンド計測)。長い割にはバランスがあまり出ていない。総重量を軽くするためにヘッドが軽そうだ。

まずはシャフトの硬さに合せて軽めにスイングしてみると・・・「カキーン」と迫力満点の高金属音。フェースにボールが吸い付く感触とは真逆で、球離れが早くて強い弾き感が手に伝わってくる。もちろん手に伝わる感触だけでなく、ボールも力強く飛び出していく。球は高く上がって、捕まりもいい。ストレート弾道を打つつもりでスイングしたら軽いドロー弾道。ヘッドもシャフトも捕まりを意識した設計で、インパクトゾーンでヘッドがスムーズに返っていく。ハードヒッターには吹き上がる怖さがあるが、ヘッドスピードが40m/s以下の人には、やさしくキャリーが出せるタイプだ。

シャフトは手元が硬めで、中間から先端がムチのようにしなるタイプ。手元をしっかりさせることで長さを感じさせないようなチューニングだ。Sだがヘッドスピード40m/s出ていれば、十分使いこなせるだろう。

印象に残ったのがヘッド重量。一般的な男性用ドライバーと比べると、軽さを感じる。ハードヒッターが使うと当たりの弱さを感じるが、反面、ヘッドスピードが遅めの人には軽さがメリット方向に働き、振り切りやすく仕上がっている。長くて軽いので若いゴルファーや体力自慢のゴルファー向けではないが、昔の飛距離をクラブでなんとか取り戻したい・・・そんな思いが強い団塊世代のゴルファーには、飛距離アップの可能性を大きく秘めている頼もしいドライバー。フックフェースで捕まりが良いので、スライサーとの相性が良いドライバーでもある。

クラブを計測してみると?
ブリヂストン
ゴルファーの五感に訴える
発売日:2011/03 オープンプライス

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