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フォーティーン DT-111 ドライバー

打ってみると?

試打クラブはロフト9度。シャフトはメーカー純正の「MD-350gd」。フレックスはS。スペックを計測してみると、9度表示でリアルロフトが10.25度。アスリート向けモデルらしくリアルロフトはそれほど多くない。フェースアングルは-0.25度。ヘッドをポンと地面に置けば、フェースはビシッと目標を向く。クラウン形状は独特だが、スクエア感が強く顔付きは非常に良い。長さは表示46インチ、実測が約46.25インチ(ヒールエンド法計測)。クラブ重量は307.3gでバランスはD4。バランスを考えると、長尺仕様してはヘッド重量がそれほど軽くないのだろう。シャフトの硬さの目安となる振動数は255cpm。ワッグルすると手元がしっかりしていて、中間部分がしなる。典型的な粘り系シャフトだ。

まずは軽めのスイングから打ってみると・・・「スパーン」とやや高めの金属音とともにボールは素早く飛んでいく。長尺効果もあるが初速が出るタイプだ。それでいて、長尺ドライバーにありがちな「ヘッドの当たり負け感」も感じない。ヘッドスピード46m/sぐらいに上げても特性は変わらない。ボール初速が出てくれるので、キャリーで飛距離を稼げる。

ヘッドの挙動は見た目通りで、大型ヘッドなのにつかまった球が打ちやすい。真っ直ぐ打てばストレート。少しインサイドからヘッドを入れるとドローが打てる。もちろん、アウトサイド・インの軌道でカットに打てばフェード弾道。長尺だが操作性が良く、自分のイメージ通りの弾道が打ちやすい。シャフトは手元が硬く、中間部分が切り返しでクイッとムチのようにしなる。粘り感の強いシャフトでしなり戻りはややスロー。タイミングが取りやすさを意識した設計で、ミート率を上げやすいシャフトだ。

ヘッドがやや小ぶりに見えるのは好みが分かれそうだが、ヘッドとシャフトのマッチングが良く、ボール初速で飛距離を稼げる。球のつかまりも良いので、長尺でも右にスッポ抜けにくい。長尺でも適度な重量感、そしてつかまりを求める中・上級者には相性が良く、初速アップで飛ばせるドライバーである。

クラブを計測してみると?
フォーティーン
ハードヒッター向け長尺ドライバー
発売日:2011/04/08 オープンプライス

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